2025 International Pairs World Final レポート

増田圭介選手(左)と川島泰則選手の日本チーム

◆10月6日(月)~10月10日(金)
 (競技日:10月8日~9日)
◆南アフリカ・サンシティリゾート
 Lost City GOLF Course
 Gary Player Country Club

 10月6日(月)~10日(金)にかけて、南アフリカ・サンシティリゾートで開催された、「2025 International Pairs World Final」に、日本から増田圭介選手と川島泰則選手が出場。日本から遠く離れた異国の地で、ステーブルフォード方式によるチャンピオンシップで4位、ベターボール採用によるグロス戦で優勝する大健闘を見せていただきました。

増田圭介選手

川島泰則選手

 日本から遠く離れること約13,000 km。2025 International Pairs World Finalは、南アフリカのサンシティリゾートにあるLost City GOLF CourseとGary Player Country Clubの2コースが舞台。各国の決勝を勝ち抜いてきた代表チームが、チャンピオンシップ部門、ミックスペア部門、レディース部門に別れ、2日間36ホールによるステーブルフォード方式(ハンディキャップ採用)と、ベターボール採用によるグロス方式によって競われました。
 この大会に、今年の4月18日に開催された「全日本ビジネスゴルファーズ選手権ダブルス戦」(茨城県/大利根カントリークラブ・東コース)で優勝し、日本代表の座をゲットしたチーム「TUNA BANK」の増田圭介選手と川島泰則選手。日の丸をつけた揃いのユニフォームを着用し、ワールドファイナルを戦いました。

アフリカらしいダイナミックな地形が生かされたコース

アフリカならではの野生動物が闊歩するコース内

コース内の池にはクロコダイルも……

 コースはサンシティリゾート内にあるLost City GOLF CourseとGary Player Country Clubの2コース。PGAヨーロッパツアー大会の開催実績がある由緒正しいチャンピオンシップコース。大会では両コースを1日ずつラウンド。日本ではお目にかかることのできない珍しい植物や野生動物がコース内の至るところに現れ、アフリカの大地と自然を満喫できるコースで、ワールドファイナルに相応しい大会の舞台でした。

大会前のフラッグセレモニー

セレモニーでの増田選手と川島選手

「南アフリカのことを調べると危険で怖い国というイメージしかなく、英語も話せないし、一体どうしようかと思っていましたが、滞在場所がリゾート内だったこともありますが、世界中から観光客が来ていて全くそんなことはありませんでした」と話す増田選手。リゾート内でのホスピタリティは最高で、長旅の疲れも癒されて初日から実力を遺憾なく発揮できたようです。
「コースは思ったほど距離がありませんでしたが、2日間お天気も良く景色が綺麗で素晴らしいコースでしたね。私たちは実際に見ることはできませんでしたが、コース内にはワニも生息しているそうです。また、やはり日本のコースとは芝が違いますし硬くて止まらなかったので、そこは難しかったですね。競技はハンディキャップ採用のステーブルフォート方式がメインで、私たちにとっては馴染みがありませんが、他国の選手は慣れている様子で海外ではこうした競技方式が盛んに行われているんだなと感じました。そのため、日本大会の決勝はガチガチのストロークプレーによる優勝チームが代表に選ばれますが、恐らく各国の決勝大会は別の競技方式で代表が選ばれているのではないでしょうか。想像していたよりも様々なレベルのプレーヤーが参加していました」。

「初日が地元の南アフリカ、2日目がアンゴラチームと一緒に回りましたが、アフリカ諸国でこれだけゴルフが行われているとは思いも寄りませんでした。アンゴラの人たちはどんな人たちなんだろうと思ったら普通に白人の人たちでしたし、世界は広いですね(笑)まだまだ知らないことがたくさんあると思いました。それだけに、やはり英語を話すことができないのがもどかしかったです。私たちがグロス部門で優勝して、表彰式で各国の選手たちからたくさん声をかけていただき、中でも同じアジア圏のシンガポールの方たちはとても喜んでくれました。彼らとコミュニケーションを取ることができれば、もっと楽しむことができたでしょうね!」

「今回、1週間日本を離れるわけですから、家族はもちろん、仕事仲間やお客さんなど、皆さんにきちんと話してから行こうということで仕事などを調整して準備をしてきました。南アフリカということで随分心配されまして、家族からは『他の国ならついて行きたいけど、南アフリカは危ないから一人で行っておいで』って言われましたね。誰もついて行きたいっていう人がいませんでした(笑)私は自営業なのでまだいいのですが、川島は会社勤めなので大変だったと思います。それでも上司に話したら逆に応援してくれたそうです。私も取引先から会社の社員までみんな応援してくれたので、周りの理解がないとなかなか行けなかったと思います。それだけにこの成績は何よりのお土産になりましたし、最終的にプラスに結びついていると思います。今後の自分のゴルフや人生にもいい影響があるといいですね」。
 来年も南アフリカでの開催予定となっている本大会。「来年もまた戻って来ようと、帰りの飛行機の中、二人で誓い合いました。そのためには来年の決勝大会でまた勝たないといけませんが、もし来年も行けることになったらゴルフの練習よりも英語を勉強していきます(笑)それと、観光が全くできなかったので、少し余裕を持ったスケジュールで行って観光もしたいですね。こういう事でもなければ、まず南アフリカに行くことなどありませんから、ありがたい大会でしたね」と、締め括った増田選手と川島選手。

表彰セレモニーでの増田選手と川島選手

 あらためて、ゴルフは世界中でワールドワイドに広がりつつあるメジャースポーツであることを感じると同時に、この大会で世界中のゴルファーが交流し、お互いの国のゴルフ事情を知ることができるのは有意義。言葉が通じなくても、ゴルフを通して笑顔で通じ会える。ゴルフが持つ最大の魅力がここにあると、あらためて感じることができました。