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2025年度選手権競技全日本大会取材トピックス
| 2025年度競技も9月より後半戦がスタート。今回は女子アマ・グランドシニア・アマ・シニア・女子ミッドアマの全日本選手権大会各会場で集めたトピックスをお届けいたします。
※文中カッコ内の年齢は競技当日の年齢です。
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【全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権】
【全日本グランドシニアアマチュアゴルファーズ選手権】
◆5月27日(火)~5月28日(水)
◆兵庫県/北神戸ゴルフ場
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女子アマ選手とグランドシニア選手が仲良く記念撮影!
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注目の女子アマと熟練の技が光るグランドシニアの競演! |
北神戸ゴルフ場で開催された全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権とグランドシニアアマチュアゴルファーズ選手権。未来のプロゴルファーを目指して鎬を削る女子アマ、熟練の技が光るグランドシニア、どちらも2日間お天気に恵まれた中で今年もまた熱戦が繰り広げられました。女子アマは今年もハイレベルな戦いが繰り広げられ、最終日に9バーディ・ノーボギーの63をマークした遠藤夢里選手(23歳)が通算11アンダーで逆転優勝。圧巻は「自分でも怖くなった(笑)」という、インとアウト共に奪った4連続バーディ。あらためて現在の女子アマチュアゴルファーのレベルの高さを伺い知ることができました。既に日本体育大学を卒業し、プロテスト合格に向けて静岡県の東名カントリークラブで練習中という遠藤選手。「早くスタンレーレディストーナメントに出て、ゴルフ場の方たちに恩返しがしたい」と笑顔で語っていました。
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ニューヒロイン誕生! 怒涛の追い上げを見せた遠藤選手
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2位入賞の岩谷咲来選手(右)と喜び合う遠藤選手
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一方、同時開催のグランドシニアも白熱の優勝争いの末、優勝したのはトップと1打差の4位タイからスタートした石原伸行選手(71歳)。最終ラウンドを5アンダーの67で回り、2位に7打差をつける圧勝の逆転劇でした。「得意のアプローチがうまく決まった」というご本人の言葉どおり、テクニカルなコースで6バーディ(1ボギー)を奪う猛チャージ。最終ホールではグリーン奥のバンカーに入れるも、これまた絶妙なバンカーショットでパーセーブ。女子アマ選手にも負けないグランドシニアの技と底力を見せてくれました。ゴルフ歴48年になる大ベテランの石原選手、次なる目標は「全日本ミッドシニア出場!」と、力強く語っていらっしゃいました。
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最終ホールの絶妙なバンカーショット
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僅か数十センチのウイニングパットを決め、祝福を受ける石原選手
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【全日本アマチュアゴルファーズ選手権】
◆6月10日(火)~11日(水)
◆愛知県/ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場
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4年前よりも逞しく成長した亥飼選手
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| 梅雨の真っ只中に展開されたバーディ合戦 |
全日本アマチュアゴルファーズ選手権は、2日間を通して生憎の雨の中で開催されました。折しも初日の6月10日は東海地方に梅雨入り宣言が出された日。その発表どおり、雨は第1組のスタート時間帯から本降りに。殆どの選手がレインウェアを着こみ、ショットを打つたび激しい水しぶきが上がるようなコンディションの中、さすが全日本アマ選出場選手はそんな雨をものともせず、初日からバーディ合戦の様相。トップの上田涼真選手(16歳)が8バーディを奪えば、初日2位につけた亥飼陽選手(19歳)はインコースで5連続バーディの猛攻。「雨が降ればグリーンが柔らかくなり、ボールが止まりやすくなるから雨は全く気にならない」のだとか。一般のアマチュアなら尻込みしてしまうような大雨でも、彼らにとっては好都合のようでした。
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一時は球が見えづらくなるほどの雨が降ったが、コースは全く問題なし
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2位入賞の栗原遥大選手
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雨は最終日も朝から降り続き、ようやく晴れ間が見え始めたのは最終組が後半のハーフ終盤に差し掛かるころ。最終組の中で唯一人68とスコアを伸ばした亥飼選手が、2位に4打差をつけ4年ぶり2回目の優勝を果たしました。
現在、日本体育大学ゴルフ部の2年生。普段は先輩に当たるプロゴルファーの河本力選手や中島啓太選手らと一緒に練習をしているのだとか。レインウェアを脱ぐと、まだ線の細かった4年前よりも遥かに逞しく成長した亥飼選手の姿がありました。
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最終ラウンド67はさすがのプレー。3位入賞の武田紘汰選手
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また、2位には最終ラウンドを67で回った栗原遥大選手(20歳)、3位には65で回った昨年度優勝者の武田紘汰選手(17歳)が入賞。武田選手は2連覇に注目が集まりましたが、初日76を叩いて出遅れ。しかしながら最終日にしっかり追い上げてくるあたりはさすがの実力。
「初日の前半は試合の疲れが少しありましたが、後半のインコースは相性が良かったです。調子は悪くなかったので悔しいですね。悪天候の中でもスコアを伸ばせる選手になりたいです」と武田選手。その言葉どおり、最終日のプレーぶりは早くも大器の予感を漂わせていました。
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プレーを終え、握手を交わす両選手(右は三井駿輝選手)
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【全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権】
【全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権】
◆6月25日(水)~6月26日(木)
◆千葉県/新君津ベルグリーンカントリー俱楽部
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プレーオフの末に優勝を手にした横山浩康選手
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| 挑戦3回目、記憶に残るショットでタイトル獲得 |
今年の全日本シニア、女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権は、お天気に翻弄された2日間でした。初日は雨が降ったかと思えば急に晴れたり、猫の目のように目まぐるしく変わる空模様。最終日は第1組スタート時から霧が発生。程なくして晴れたものの、午後に入ると強い風が吹き始めました。そんな中、シニアは横山浩康選手(59歳)と下野修照選手(59歳)のプレーオフに。18番パー4で行われた1ホール目、横山選手がバーディを決めて決着しましたが、絶妙な距離感のセカンドショットが決め手となりました。残り105ヤード、フォローの風が吹く中、ウェッジの52°で打った球はふわっと上がり、一瞬「あ、弱いか……」と思われましたが、バンカーを超えて少し先に落ち、転がってピン下約5メートルにナイスオン。「最終ラウンドではティショットをショートカットして残り50ヤードのところまで飛ばしたんですが、逆に2打目が難しくなってしまったので、プレーオフではティショットを左目に打って距離を残したんです。うまくいきましたね」。
シニア出場3回目にして初優勝。加えて、この後に行われたJGA主催の日本アマチュアゴルフ選手権競技(横浜カントリークラブ)にも出場。「中部アマに出場するのは今年で最後と思って出場したところ予選、決勝を通過して日本アマに出られることになりました。だから、このタイミングで優勝できたのは本当に有難いですね」と、横山選手。記念すべき還暦を迎える年に、自らの足跡をしっかり残しました。
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プレーオフを終え、下野選手(左)と握手を交わす横山選手
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| 「父の勝った全日本大会に私も勝ちたかった」親子二代で全日本大会を制覇 |
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お父様譲りのスイングでドライバーショットを放つ人見選手
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一方、女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権は、東日本地区決勝を制した人見佳乃選手(46歳)が優勝。東日本地区決勝に続く連覇を達成し、PGSの歴史に名前を刻みました。
ご存知、人見選手は中嶋常幸プロのお嬢様。中嶋プロは1972年(昭和47年)、茨城県の水海道ゴルフクラブで行われた第6回 全日本パブリックゴルフ選手権の優勝者。「やはり、父の勝った全日本大会に出るからには、私も勝ちたいと思っていました」。ところが今大会のことはご両親に話さずにいたという人見選手。「先に話してしまうと、両親が結果を気にして緊張させてしまうし、私も無駄に力が入ってしまうので話さなかったんです。初日の夜に父から電話がかかってきたんですけど、そのときも何も話しませんでした(笑)」と笑う人見選手。「最終日の午後になったら話していい」と、ご主人からご両親に伝えてもらっていたのだそうです。インタビューの途中、結果を伝え聞いたお母様から電話が入ると人見選手も「日本一になりました!」と報告。電話を切ると「母、大喜びでした(笑)」と満面の笑みを浮かべていらっしゃいました。
「全日本大会に来ると、全国のお友だちができたり若い子たちと一緒にプレーできるのが楽しいです。優勝で5年のシード権をいただきましたけど、この子たちが来年、再来年、力をつけて出てくることを考えると、自分の課題が見えてきてすごく勉強になりました」と締め括られました。
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ウイニングパットを決め、ギャラリーに手を振る人見選手
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親子二代に亘り、全日本大会を制覇!
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| 全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権に、元レーシング・ドライバーの小林且雄さんが参戦 |
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力強いティーショットを放つ小林選手
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国内外の自動車レースで活躍された元レーシング・ドライバーの小林且雄さん(64歳)が全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権に参戦。競技歴20数年、全日本大会の常連としてプレーする小林さんに話を伺いました。
ゴルフを始めたのは40歳から。まだ現役バリバリでレースに出場していた頃、チームオーナーからの誘いで海外旅行へ行った際に初めてコースへ出たという小林さん。「練習場に3回ぐらい行っただけでデビューさせられまして。笑われて恥ずかしい思いをして火がつきました。やっぱりレーサーは皆、負けず嫌いですからね(笑)帰国後、すぐに打ち放題に通い始め、誰にも習わず自己流でやっていたんですが、打ちすぎて肋骨を疲労骨折してしまったほど。痛みを抱えながらレースに出なければならず、さすがにそのときはチームに言えませんでした(笑)」と、当時のエピソードを語る小林さん。ゴルフを始めて2年目にはパブリック選手権に出始めたのだそうです。
「出始めの頃は緊張感も味わいましたけど、レースをやっていたこともあって、普通の人よりは早く克服することができました。レースは下手をすると生死に関わりますし、多くの観客が見ている前で走っていたのでプレッシャーには強い方でした。最高成績は2017年に名古屋広幡ゴルフコースで行われた全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権の7位です」。
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「競技に出るようになってから1打の重みを知るようになりました。1打足りずに予選落ちしたことも何度も経験しました。やっぱり悔しいですよね。レースもコンマ1秒を縮めるために車をセッティングするわけですけど、その辺りの感覚が競技ゴルフも似ていると思います。自動車レースとゴルフでは見た目は違いますけど、どちらも結果が数字として出るスポーツですし、1打の差と0.1秒の差の重みが似ていますね。ただ、レースでは時速300kmで走れますけど、ゴルフでは300ヤードは飛ばせません。モータースポーツは道具の占める割合がものすごく大きいのですが、ゴルフの道具はクラブとボールだけで後は体格の差で決まる。その点が少し違うところですね。身体の大きさは車でいうところのエンジンの大きさと同じで、身体の大きい、小さいで飛距離に差が出ますよね。ゴルフは年齢によってクラス分けされていますけど、シニアでも身体の大きい人は飛びますからね! 私は飛距離が出る方ではないので、長いホールでは苦労しますしビッグスコアが出る方ではありませんから、年齢だけで分けるのは少し不公平だなという気はします」と、レーサーならではの視点で語っていただいた小林さん。全日本シニアでの2日間は、ショットの調子が思わしくなく、通算13オーバー、157ストロークの72位タイでプレーを終えられましたが、来年から資格を得るミッドシニアを心待ちにしていらっしゃいました。
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「とても楽しみなんですが、ミッドシニアに出場している方は殆どがお仕事を引退されてゴルフに時間を割くことができる方たちばかり。これまた簡単には勝てないようです(笑)どこに行っても強者だらけで、いくつになっても苦労するんだなぁと思います(笑)」と笑う小林さん。レーシング・ドライバーは55歳で引退し、現在はサーキットでドライビングレッスンの講師をしたり、自動車関連商品の販売をしていらっしゃるのだとか。近い将来、今度は優勝インタビューでお話を聞かせいただけることを楽しみにしております。
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ゴルフでも栄光のチェッカーフラッグを期待してます!
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今年も女性のゴルフライフを応援します!“WOMEN'S GOLF NOW” キャンペーン
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昨年に引き続き、今年もJGA(公益財団法人 日本ゴルフ協会)とゴルフ関連団体協働による女性ゴルファーの普及推進キャンペーン “WOMEN'S GOLF NOW” のチラシとボールマーカーを、全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権および全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権の両会場にて参加選手へ配布いたしました。この活動は、より多くの女性にゴルフを楽しんでいただき、ゴルフを始めていただくきっかけづくりや、ゴルフを継続してプレーしてもらうことを目的として行われているもので、キャンペーン期間中にポスターが掲示されている場所で様々な特典が得られるというものです。
昨今のゴルフブームの中にあって女性ゴルファーの増加は著しく、若い方から年配の方まで幅広い年代で親しまれています。プロを目指して毎日練習に励むジュニアゴルファーの皆さんも、いま最もゴルフを楽しんでいらっしゃるミッドアマチュア世代の皆さんもキャンペーンの内容に興味津々。皆さん快く写真撮影にも応じていただきました。女性ゴルファーの皆さんには是非キャンペーンをご活用いただければと思います。PGSは女性ゴルファーを応援いたします。
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