2025年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権東日本地区決勝
◆5月22日(木)~23日(金)
◆栃木県/ハーモニーヒルズゴルフクラブ
◆5,371Yards/Par72 参加者 23名
左から2位の中島絵美選手、人見佳乃選手、3位の田嶋優子選手

人見佳乃選手がプレーオフで中島絵美選手を下し、初優勝
 2025年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権東日本地区決勝は、通算5オーバー、149ストロークで並んだ人見佳乃選手(46歳)と中島絵美選手(41歳)によるプレーオフの結果、人見選手が初優勝を果たした。
 プレーオフ5ホール目、ピン奥から約4メートルのバーディパットが決まった瞬間、ガッツポーズを見せた人見選手。力強い握りこぶしを2度、3度と振りかざした姿は、父・中嶋常幸氏を彷彿させるものだった。
 大会初日に1オーバーで単独トップに立った人見選手。1打差の2位にピタリとつけたのは昨年度本大会優勝の中島選手。暫く競技から遠ざかっていた人見選手と、大会連覇がかかる中島選手。両者一歩も引かない優勝争いは36ホールで決着つかずプレーオフに突入。お互いにピンチを迎える場面も共に絶妙なパッティングで切り抜け、遂に5ホール目の1番パー5へ進んだ。先に3打目を打ったのは中島選手。ピンまで約80ヤード前後、球はあと僅か段を超えるところでバックスピンがかかり、20メートル超のロングパットが残る。
 一方、残り約40ヤードから打った人見選手の球はピン奥約4メートルにオン。勝負がかかるバーディパット、下から強めにヒットした中島選手のボールはカップめがけて段を駆け上り、カップの縁をなめて僅かに外へ。そして下りのフックラインを慎重に沈め、およそ1時間半に亘る激闘を制した人見選手。両選手は涙を流してお互いの健闘を称え合った。
「今朝、中島選手に1番で追いつかれ、そこからずっとプレーオフをやっているような感覚でした。中島選手はミスをしないので、バーディを取らないと終わらないだろうと思っていました」と振り返る人見選手。
「学生時代に競技を始めたとき、そして競技に復帰するときもパブリック選手権。門戸が広く、競技の楽しさを教えてくれるパブリック選手権にはとても感謝しています」と締め括った。競技成績は以下のとおり。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 人見 佳乃 新君津 73 76 149
2 中島 絵美 東日本シード 74 75 149
※プレーオフの結果、人見佳乃選手が優勝
3 田嶋 優子 東日本シード 79 73 152
4 原  美緒 ハーモニーヒルズ 78 75 153
5 戸澤 聖美 新玉村 77 77 154
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2025年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝
◆6月3日(火)~4日(水)
◆三重県/アリジカントリークラブ 花垣コース
◆6,120Yards/Par72 参加者 24名
左から2位廣瀨樹乃選手、清水友莉耶選手、3位の栗原悦子選手

清水友莉那選手が2位に10打差をつけて連覇を果たす
 2025年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝は、清水友莉那選手(27)が圧倒的な実力を見せつけ、通算2オーバー、146ストロークで大会2連覇を果たした。
 初日は生憎の雨。開始から競技終了まで止むことはない悪コンディションの中、清水選手が5バーディを奪うゴルフで、ただ一人アンダーパーの71をマーク。2位の廣瀨樹乃選手(25歳)に8打差をつけて単独の首位に立った。
 迎えた最終日、清水選手は前半のインコースで35とさらにスコアを伸ばしリードを広げ独走状態。後半のアウトで40を叩いたが、そのまま逃げ切った。
「2日間ともアンダーで回りたかったのに、最終日の3オーバーは納得できない。ショットが散らかっていたのが原因なので全日本大会までに修正したい」と、初の全日本大会制覇に意欲を見せた。尚、最終ラウンドをパープレーで回った栗原悦子選手(53歳)が単独3位に入賞した。競技成績は以下のとおり。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 清水友莉耶 中部日本シード 71 75 146
2 廣瀨 樹乃 アリジ 79 77 156
3 栗原 悦子 アリジ 87 72 159
4 名和 里依 名古屋港 86 76 162
5 岡部るみ子 伊深の森 85 78 163
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2025年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝
◆6月5日(木)~6日(金)
◆岡山県/水島ゴルフリンクス
◆6,160Yards/Par72 参加者 20名
左から2位の三宅めぐみ選手、下井幹子選手、3位の村田直子選手

下井幹子選手が2位に3打差をつけ4年ぶり2勝目を飾る
 2025年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝は、下井幹子選手(50歳)が通算9オーバー、153ストロークで2位に3打差をつけて快勝、4年ぶり2勝目を果たした。
 大会初日、下井選手が2オーバーの74で2位に4打差をつけて単独トップ。2位には6オーバーで三宅めぐみ選手(42歳)、3位には7オーバーで小林直美選手(50歳)がつけた。
 迎えた最終日。後続組のスコアが伸びない中、首位でスタートした下井選手は前半39、後半はバーディなしの4ボギー40で上がり、トータル79にまとめ、通算9オーバーの153でフィニッシュ。初日の貯金を活かし、2位に3打差をつけて快勝。苦戦しながらも何とか逃げ切りに成功し、見事4年ぶり2回目の優勝を飾った。
「ここは瀬戸内海に面したシーサイドコース。初日は少し風もありましたが、ラッキーな面も多かった。最終日は初日に比べて風もなく、穏やかなゴルフ日和だったのと後続組のスコアが伸びてこなかったので上手く逃げ切れました」と話す。最終日に70台のスコアをマークした三宅選手が2位、同じく村田直子選手(44歳)が3位に入賞した。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 下井 幹子 西日本シード 74 79 153
2 三宅めぐみ 西日本シード 78 78 156
3T 村田 直子 高松 85 76 161
3T 小林 直美 北神戸 79 82 161
5 日野 貴世 西日本シード 80 82 162
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