2025年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権
◆5月27日(火)~28日(水)
◆兵庫県/北神戸ゴルフ場
◆6,061Yards/Par72 参加者 51名
左から2位の岩谷咲来選手、遠藤夢里選手、3位タイの伊藤美輝選手

遠藤夢里選手が怒涛の追い上げで逆転し初優勝を飾る
 2025年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権は、最終日を63で回った遠藤夢里選手(23歳)が通算11アンダー、133ストロークで初優勝を果たした。
 大会初日、7アンダー、65でトップに立ったのは角江愛梨選手(19歳)。1打差の6アンダー2位に岩谷咲来選手(20歳)、さらに1打差の5アンダー3位に伊藤せあら選手(16歳)。以下、3アンダー4位タイに中野杏選手(17歳)の他2名。遠藤選手は2アンダー、70で7位タイにつけた。
 迎えた最終日、最終組の岩谷選手が前半のインを35で折り返す。中野選手が36、角江選手は38、伊藤選手は37とスコアを落とし一歩後退。その間、最終組から2組前の遠藤選手が前半で31をマーク。通算7アンダーで岩谷選手と並びトップに浮上した。遠藤選手の勢いは後半のアウトへ行っても衰えず、5番から8番まで4連続バーディ奪取。9バーディ・ノーボギーの63でホールアウト、通算11アンダーまで伸ばして後続を待った。一方の岩谷選手もノーボギーながら、後半2バーディの69止まり。通算9アンダーとして2打差の2位で終えた。
「トップとは差が離れていたので優勝は意識していませんでしたし、あまり調子がよくなかったので、この大会の後に出場する地元の大会に向けて、何かきっかけが掴めればいいという思いで、スコアよりも自分のプレーに集中していました」と、遠藤選手。最終日はショットが冴え、奪ったバーディは殆どが2、3メートル以内だった。インの方が相性がよく、後半アウトの4連続バーディには「自分でも怖くなりました(笑)」と笑い飛ばした。それでも「上がどこまで伸びているかわからなかったので、最後まで優勝は考えていなかった」と振り返る。日本体育大学を卒業して約1年。目下プロテストに向けて練習中という遠藤選手。同い年には山下美夢有など今をときめくトッププロが活躍中。「早くテストに合格して彼女たちに追いつきたい!」と目を輝かせた。競技成績は以下のとおり。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 遠藤 夢里 森林公園 70 63 133
2 岩谷 咲来 全日本シード 66 69 135
3T 伊藤 美輝 森林公園 70 69 139
3T 中野  杏 ハーモニーヒルズ 69 70 139
5T 秋田 光梨 全日本シード 72 68 140
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