2025年度PGS全日本ビジネスゴルファーズ選手権ダブルス戦
◆4月18日(金)
◆茨城県/大利根カントリークラブ 東コース
◆Par72 参加チーム 40チーム/80名
左から増田圭介選手、川島泰則選手

TUNA BANKが68ストロークで初優勝、世界大会の出場権を獲得
 2025年度全日本ビジネスゴルファーズ選手権ダブルス戦は、68ストロークで回った2チームのうち、TUNA BANK(増田圭介選手・川島泰則選手)が優勝、2025年世界大会出場権を獲得した。
「今日は二人のプレーがうまく噛み合いました。バーディは前半のインコースで私が3つ、後半のアウトで川島選手が1つ。その他、どちらかがボギーを叩いたところでお互いにパーを取り続けた結果、ノーボギーの68で回ることができたんです」と、増田選手。
 同じクラブに所属する競技仲間というお二人。「いつもは敵同士なんです(笑)去年もこの大会に出場したんですが、力を合わせなければいけないのに去年は二人で戦ってしまいまして……(笑)」。お互い相手がミスをすると喜んでいたと苦笑いを浮かべる増田選手、「冗談半分ながら“今年は二人で世界大会へ行くぞ!”ってノリになりまして。その結果、チームとしてうまく機能しましたね」。あらためて今年は力を合わせて本領発揮。見事、世界大会の切符を手にした。
「英語も話せないのに、ホントに行って大丈夫かな?って感じなんですけど(笑)新しいチャレンジと覚悟を決めて、二人で力を合わせて頑張ってきます!」と笑顔で語った。競技成績は以下の通り。

順位 チーム名 選手名 OUT IN TEAM
SCORE
1 TUNA BANK 増田 圭介 35 33 68
川島 泰則
2 GT3 千葉  実 34 34 68
大山 和則
3 KPMG 浅田 哲也 36 34 70
窪田 新平
4 シモカワ 河野 真一 35 35 70
下野 修照
5 happy friend2 佐藤 昭彦 37 33 70
田村 嘉宏
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元プロ野球選手の谷繁元信さんと和田一浩さんがペアを組んで出場
スタート前の谷繁元信選手(右)と和田一浩選手

 中日ドラゴンズでチームメートとして活躍した、元プロ野球選手の谷繁元信さんと和田一浩さんがペアを組み、ダブルス戦に出場。惜しくも優勝はなりませんでしたが、世界大会出場を懸け、各地の予選を勝ち抜いてきた各チームの中で1アンダーの71と大健闘。見事7位に入る健闘を見せました。
「今日は二人ともそんなに良くはなかったんですが、なんとかお互いにカバーし合いながらやって1アンダーの71でした。僕が悪いときは和田がカバーしてくれて、和田が悪いときは僕がパーをセーブしたり、そうやって何とかギリギリ、アンダーパーで回ることができましたね(笑)」。開口一番にプレーを振り返る谷繁選手。野球を引退後、競技ゴルフに真剣に取り組んでいらっしゃることはよく知られていますが、今回は和田選手とペアを組んでの出場。チーム名はお二人の愛称をとった、その名も「シゲベン」。朝の練習場からお互いのスイングや打球を確認し合う姿は、競技こそ違えど現役時代を彷彿させるかのように、真剣そのもの。力強いフォームで豪快に飛ばす和田選手と、既に熟練の域に達した感のある谷繁選手、出だしの1番ホールからナイスボールを放ち、スタートしていきました。
 そして最終18番ホール、400ヤードを超える難関のパー4において和田選手が残り僅か100ヤード地点に運ぶビッグドライブを放てば、谷繁選手は2打目をグリーン右サイドのガードバンカーに入れたものの、ピンまで30ヤード程のバンカーショットをふわりと柔らかく上げてカップ横1メートルに寄せる見事な技を披露。さすが、長年プロ野球で培ってきたアスリートならではの “ここ一番の集中力” で両者共に難なくパーセーブ。2バーディ・1ボギーの71でホールアウトしました。
18番ホール2打目を打つ和田選手。本当によく飛んでいました

谷繁選手の18番ホール3打目。絶妙なバンカーショットでした

「この大会は僕が調べて『出ましょうよ』って谷繁さんを誘いました」と、和田選手。「出るからにはもちろん世界大会も意識していましたが、なかなか上手くいきませんでしたね。ショット、パット、アプロ―チとも全部バラバラでした(笑)」と笑い合う両選手。元プロ野球出身といえば、一昨年の全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権で3位タイ入賞を果たした前田智徳選手が記憶に新しいところ。「はい、(前田選手の戦績は)知っています。JGAの日本ミッドアマチュア選手権にも出場したんですよね。チャンスがあれば僕らも挑戦したいです!」と、語っていただきました。
 谷繁さん、和田さんお二人をはじめ、様々なアスリートが出場しているPGS主催競技。これからもたくさんの方に出場していただき、大会を盛り上げていただきたいと思います。
18番ホールを終え、グータッチを交わすお二人。お疲れさまでした!