2024年度選手権競技全日本大会取材トピックス
 早いもので2024年度選手権競技も残すところあと僅か。今回はシニア・女子ミッドアマ・ミッドアマの全日本選手権大会各会場で集めたトピックスをお届けいたします。
※文中カッコ内の年齢は競技当日の年齢です。

【全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権】
◆6月25日(火)~6月26日(水)
◆徳島県/コート・ベール徳島ゴルフクラブ

女性のゴルフライフを応援します!“WOMEN'S GOLF NOW” キャンペーン
女性のゴルフライフを応援します!



 大会初日、JGA(公益財団法人 日本ゴルフ協会)とゴルフ関連団体協働による、女性ゴルファーの普及推進キャンペーン“WOMEN'S GOLF NOW”のチラシとボールマーカーが参加選手に配布されました。5月に全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権の会場においても実施されたこの活動は、より多くの女性にゴルフを楽しんでいただき、ゴルフを始めていただくきっかけづくりや、ゴルフを継続してプレーしてもらうことを目的として行われているもので、キャンペーン期間中にポスターが掲示されている場所で様々な特典が得られるというもの。
 いま一番ゴルフを楽しんでいらっしゃる女子ミッドアマチュア世代の皆さんはキャンペーンの内容にも興味津々。地区にこだわらず、皆さんお揃いで仲よく写真撮影にも応じてくださいました。女性ゴルファーの皆さんには是非ご活用いただければと思います。PGSは女性ゴルファーを応援いたします!


【全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権】
◆6月25日(火)~6月26日(水)
◆徳島県/コート・ベール徳島ゴルフクラブ

念願の全日本大会に出場を果たした、元プロ野球選手の定詰雅彦選手
念願の全日本大会出場を果たした定詰雅彦選手

 千葉ロッテマリーンズ、阪神タイガーズなどで活躍した元プロ野球選手の定詰雅彦選手(57歳)が東日本B地区決勝を通過し、全日本大会に出場されました。
「いい緊張感の中で楽しませていただきました!」と満面の笑みを浮かべホールアウトしてきた定詰選手。現役を引退された後、本格的に競技ゴルフに挑戦。「すぐにパブリック選手権に出場しましたが、予選は10年ぐらい通らなかったですね。ゴルフの目標の中で“全国大会に出場する”ことが一番早いだろうと思っていましたが、一番遅かったですね(笑)そんなに甘くなかったです」と、競技ゴルフの難しさを嫌というほど味わったそうですが、それでも挑戦しがいのあるのが競技の魅力。
「現役を引退した後、いい緊張感の中でスポーツをする機会がないので、競技ゴルフはいいですよね。地区決勝レベル高いので通るのが大変なんですが、もちろん来年も全日本大会目指して頑張ります」。地区決勝の際、「全日本大会には補欠でもいいから行きたい!」と話していらっしゃった定詰選手、悲願の初出場を果たし生き生きとプレーされる姿が印象的でした。


【全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権】
◆9月11日(水)~9月12日(木)
◆愛知県/名古屋広幡ゴルフコース

自動車教習所の教官と現職の警察官二人が対決!?
前田晃希選手(左)と嶋崎辰紀選手

 全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権に参加した前田晃希選手(27歳)と嶋崎辰紀選手(38歳)、初日に同組だったお二人、前田選手は日本大学ゴルフ部出身、嶋崎選手は同志社大学のゴルフ部出身と、共に学生ゴルファー出身ながら前田選手は現在ご実家の自動車教習所に勤める教官、一方の嶋崎選手は大阪府警に所属する現職の警察官。最近は様々な職種のゴルファーが増えていますが、競技ゴルファーの中では異色といえば異色。「ちょうど学生たちの夏休み合宿免許の時期が終わってひと段落したところです」と前田選手が言えば、「今年はスケジュールを立てやすい部署に配属されているので参加できましたが、来年配置が変わったら、また出られなくなるかも……」と嶋崎選手。お互いの仕事話に花を咲かせながら、ゴルフでは前田選手に軍配が上がりました。

最年長出場の三浦徳光選手が大健闘
大健闘の三浦徳光選手

 全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権、最年長出場を果たしたのは三浦徳光選手(65歳)。「今年からミッドシニアの年齢になりましたので、この後は下館の地区決勝に出場します」と穏やかな笑みで話す三浦選手ですが、ミッドアマ東日本B地区決勝を31位タイで通過。今回も初日の後半アウトで35をマーク。最終9番ホールでは残り約180ヤード、上りのセカンドショットを5番アイアンでピン左2メートル弱に乗せ見事なバーディ締め。ミッドシニアとは思えない力と技で2日間通算159ストローク、80位タイの大健闘 で競技を終えました。
バーディパットを沈めてガッツポーズを見せる三浦選手