2024年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権
◆9月11日(水)~12日(木)
◆愛知県/名古屋広幡ゴルフコース
◆6,757Yards/Par72 参加者 183名
左から2位の藤平康法選手、前田晃希選手、3位の神谷敬行選手

前田晃希選手が通算4アンダーで初出場初優勝を果たす
 2024年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権は、前田晃希選手(27歳)が通算4アンダーの140ストロークで、初出場初優勝を果たした。
 前田選手は名門、日本大学ゴルフ部出身。同期にはプロツアーで活躍している今野大喜選手、星野陸也選手ら錚々たる顔ぶれが並ぶ。ゴルフ部に入部した直後、今野選手や星野選手が放つドライバーの飛距離を見てプロゴルファーの道はあきらめた。卒業後、ゴルフ用具メーカー勤務を経て、家業の自動車教習所の教官をしながら競技ゴルフに挑戦することになった。
 社会人になって学生時代のゴルフを完全にリセットした。クラブのセッティングをすべて見直した。
「身長168センチの僕が勝負していくためには、力ではなく道具を味方にしてやっていかないとダメ。4番アイアンや5番アイアンを外し、その代わりにユーティリティクラブで高さを出して、距離を稼ぐようにしました」と前田選手。今大会もショットメーカーぶりを遺憾なく発揮して、2日間とも2位以下を寄せ付けなかった。
 コースは連日の猛暑で、ホールによってはグリーンが完全に枯れてしまっている悪コンディション。多くの参加選手がグリーンに苦しむ中、前田選手は涼しい顔でバーディを量産していった。「パットは入るときもあれば、外すこともある。それは仕方ないんです」と達観した様子の前田選手。正確無比なショットで全日本ミッドアマチュア選手権の頂点に立った。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 前田 晃希 イーストウッド 70 70 140
2 藤平 康法 新君津 71 71 142
3 神谷 敬行 名古屋広幡 74 69 143
4T 諸岡 哲也 下館 74 70 144
4T 長井智佐臣 伊深の森 71 73 144
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