2024年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権東日本A地区決勝
◆7月27日(土)~28日(日)
◆栃木県/イーストウッドカントリークラブ
◆6,867Yards/Par72 参加者 183名
左から2位の中村瞭選手、齊藤義郎選手、3位の小川文平選手

齊藤義郎選手がプレーオフを制し初優勝を果たす
 2024年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権東日本A地区決勝は、通算2アンダー、142ストロークで並んだ齊藤義郎選手(31歳)と中村瞭選手(33歳)によるプレーオフの結果、齊藤選手が初優勝を果たした。
 初日1アンダーで単独首位からスタートした中村選手は、前半で3アンダーまでスコアを伸ばし首位の座をキープしていたが、後半で1つスコアを落とし通算2アンダーでホールアウト。初日72で2位タイからスタートした齊藤選手が、最終ラウンドを70でまとめ中村選手に並び、両者によるプレーオフとなった。
 1ホール目の18番、齊藤選手のドライバーショットはフェアウェイ左サイド絶好の位置をキープ。一方の中村選手は右に大きく曲げて林の中。しかも樹木が邪魔となって通常のスイングができない状態。それでも残り約50ヤード付近のフェアウェイまで出すことに成功したが、齊藤選手が残り130ヤードからの2打目をピッチングウェッジでピッタリつけてバーディ。中村選手がボギーを叩いて決着。齊藤選手の初優勝が決まった。
「優勝はまったく考えていませんでしたが、いざプレーオフとなったら勝ちたいと思いました」と齊藤選手。「最後のバーディパットは手が震えているのがわかり、打った瞬間ショートしたと思いましたが、何とか入ってくれました(笑)」と苦笑い。翌日に入籍を控えていたこともあり、二重の喜びを手に新妻が待つ実家へと帰っていった。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 齊藤 義郎 那須野ヶ原 72 70 142
2 中村  瞭 東日本Aシード 71 71 142
プレーオフの結果、齊藤選手が優勝
3 小川 文平 イーストウッド 74 70 144
4 前田 晃希 イーストウッド 76 69 145
5T 佐藤  健 下館 76 70 146
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2024年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権東日本B地区決勝
◆7月23日(火)~24日(水)
◆山梨県/丘の公園清里ゴルフコース
◆6,814Yards/Par72 参加者 183名
左から2位タイの池田元之選手、稲波勇茂選手

稲波勇茂選手がプレーオフを制し、大会2勝目を果たす
 2024年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権東日本B地区決勝は、通算1アンダー、143ストロークで並んだ稲波勇茂選手(49歳)、吉田壮一郎選手(52歳)、池田元之選手(49歳)のうち、稲波選手と池田選手によるプレーオフの結果、稲波選手が大会2勝目を達成した。
 初日上位を占めたのは68でトップに並んだ青木裕二選手(49歳)、遠藤慎之介選手(27歳)以下、4打差の72までに15名が続く大混戦。迎えた最終日、雷雲接近による中断もあった中で浮上したのは、最終組の7組前からスタートした吉田選手、同じく2組前の稲波選手、そして最終組の池田選手の3名。稲波選手は17番パー3でグリーン奥からのアプローチが強めに入ったが、それがピンに当たってバーディ。土壇場でトップに並んでいた。プレーオフは吉田選手が棄権、残る稲波選手と池田選手により7番ホールより行われたが、両者ティショットは左の林の中。稲波選手は150ヤード弱地点。さらにその先で池田選手の球は見つかった。果敢にグリーンを狙った稲波選手の球はグリーン手前30ヤード地点へ。対する池田選手の球はグリーン左サイド。共にアプローチを寄せてパーで分けた。夕暮れ迫るプレーオフ2ホール目の8番パー3、ピッチングウェッジで打った稲波選手の球はピン奥約5メートルにオン。池田選手は左サイドに外し、アプローチを約1メートルに寄せたが、稲波選手が上から約5メートルのバーディパットを沈めて決着。大会2勝目を飾った。
「17番のチップインがなければプレーオフには進めませんでしたし、プレーオフ1ホール目は横に出すつもりでしたが、池田選手の球が見つかったので狙いました。それがうまくいったので今回はラッキーでしたね」と安堵の表情を見せた。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 稲波 勇茂 東日本Bシード 72 71 143
2T 吉田壮一郎 鹿島南蓼科 74 69 143
2T 池田 元之 よみうりゴルフ 71 72 143
プレーオフの結果、稲波選手が優勝
4T 土門 英司 東日本Bシード 72 72 144
4T 遠藤慎之介 東日本Bシード 68 76 144
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2024年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝
◆7月17日(水)~18日(木)
◆愛知県/ウッドフレンズ名古屋港ゴルフ俱楽部
◆6,647Yards/Par72 参加者 184名
左から2位タイの長井智佐臣選手、山本幸広選手、2位タイの関淳悟選手

山本幸広選手がプレーオフを制して大会2勝目を達成
 2024年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝は通算1オーバー、145ストロークで並んだ山本幸広選手(44歳)、長井智佐臣選手(49歳)、関淳悟選手(51歳)によるプレーオフの結果、山本選手が大会2勝目を達成した。
 会場のウッドフレンズ名古屋港ゴルフ倶楽部は、海沿いの埋め立て地に造成されたゴルフ場。試合当日は2日間とも35℃を超える猛烈な暑さの中での競技となった。実は山本選手、初日の出遅れには理由があり、朝の交通渋滞に巻き込まれて殆ど練習ができない中でのスタート。インスタートの10番でいきなりダブルボギーを叩いてしまった。「それでも後半は何とか35にまとめることができた」として、最終日に望みをつないだ。
 最終日は17番ホールを終えたところで、同組の関選手に1打リードを許す展開だった。関選手に追いつかなければ、少なくとも優勝はない。運命の18番ホールで、2メートルのバーディパットを決めきって72とし、通算145ストロークで関選手、長井選手とのプレーオフにもつれ込んだ。
 プレーオフ1ホール目は10番ホール。3人とも2オンに成功。山本選手がピン右2メートル、関選手も長井選手もピン右。2人が外した後、山本選手はきっちり決めて2人を振り切った。
「プレーオフのバーディパットは自信がありました。18番とほぼ同じ2メートルの距離だったしね」と山本選手。してやったりの表情だった。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R TOTAL
1 山本 幸広 中部日本シード 73 72 145
2T 長井智佐臣 伊深の森 74 71 145
2T 関  淳悟 中部日本シード 72 73 145
プレーオフの結果、山本選手が優勝
4T 光山 尚宏 中部日本シード 74 72 146
4T 廣瀬 淳一 森林公園 74 72 146
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2024年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝
◆7月24日(水)~25日(木)
◆滋賀県/ベアズパウ ジャパン カントリークラブ
◆6,816Yards/Par72 参加者 181名
左から2位タイの大同一輝選手、三上陽二郎選手、2位タイの藤原健吾選手

三上陽二郎選手が通算8アンダーで初優勝を果たす
 2024年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝は三上陽二郎選手(30歳)が通算8アンダーの136ストロークで、初優勝を果たした。
「今大会は飛距離の出るドライバーを武器に、攻めのゴルフで2日間アンダーパーを目指す」という強い気持ちで大会に臨んだ三上選手。気持ちが入った初日は前半33、後半34の5アンダー67をマーク。この日のベストスコアを叩きだして単独首位に立った。
 最終日、三上選手は「2位以下の上位選手13名がアンダーパーで回っているので気は抜けなかった」というように、前半は3バーディ・ノーボギーの初日と同じ33で折り返し、首位をキープ。後半に入って15番まで2バーディ・1ボギーで来たが、優勝を意識したのか16番ホールでセカンドショットを池に入れ、痛恨のダブルボギーを叩いてしまう。「このままではまずい!」と思い、最終18番パー5でバーディを奪い、36で凌いだ。最終日を3アンダー69で回り、追い上げる2位グループに4打差をつけ、通算8アンダーで初優勝。2021年の本大会で2位に終わった雪辱を果たした。
 小学5年生から始めたゴルフ歴は18年目。関西学院大学ゴルフ部出身という三上選手。「一時はプロを目指しましたが、今はアマチュアの世界でトップを目指したいです」と笑顔で語った。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R TOTAL
1 三上陽二郎 姫路シーサイド 67 69 136
2T 大同 一輝 西日本シード 74 66 140
2T 藤原 健吾 花回廊 71 69 140
4T 森  一樹 よみうりゴルフ 72 69 141
4T 世良田紘平 ダンロップ 69 72 141
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