2024年度全日本グランドシニアアマチュアゴルファーズ選手権
◆5月29日(水)~30日(木)
◆栃木県/那須野ヶ原カントリークラブ
◆6,171Yards/Par72 参加者 120名
左から2位の武田幸雄選手、辻幸博選手

辻幸博選手がプレーオフを制し初優勝を果たす
 2024年度全日本グランドシニアアマチュアゴルファーズ選手権は、が通算9オーバー、153ストロークで並んだ辻幸博選手(73歳)と武田幸雄選手(71歳)によるプレーオフの結果、辻選手が初優勝を果たした。
 初日を終わり首位と3打差9位タイからスタートした辻選手と、5打差の23位タイからスタートした武田選手。「普段は優勝争いに絡むこともないのですが、今年は地区決勝で優勝したので気合を入れて出場した」という辻選手。一方、武田選手にとって那須野ヶ原は地元。勝手知ったるコースで巡ってきたチャンスを是が非でも逃したくない。そんな両選手による激闘は4ホールに亘った。1番ホールを使用したプレーオフ2ホール目、「ヤーデージ杭を見間違えた」という辻選手のセカンドショットはグリーン右ギリギリにオン。ファーストパットが届かず約3ヤードの難しいパットを残したが、最後のひと転がりで決まりパーセーブ。続く3ホール目も両者パーで分け、4ホール目は18番ホールに変更して行われた。
 武田選手のドライバーショットは左へ曲がり、残り約180ヤード地点のラフ。一方、辻選手はフェアウェイセンター、残り約150ヤードの絶好の地点。ピッチングウェッジで打った球はピン左約3メートルにナイスオン。グリーン左に外した武田選手は3打目のアプローチをミス、続く4打目はカップを1メートル近くオーバー。バーディパットは外したものの、慎重にパーを決めた辻選手がプレーオフを制した。
「2ホール目のパーパットを沈めることができて、いけるかもと思いました。18番のセカンドショットは、2ラウンド目に9番アイアンで打ってオーバーしたので、番手を落としました。ピン近くについた瞬間、優勝を確信しました。2日間で一番印象に残るショットでしたね」と辻選手。社会人時代、野球一筋で鍛えたという身体と精神力で見事栄冠を掴み取った。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 辻  幸博 アリジ 78 75 153
2 武田 幸雄 那須野ヶ原 80 73 153
プレーオフの結果、辻選手が優勝
3T 柳沼 達男 那須野ヶ原 78 76 154
3T 沖  和人 西日本シード 75 79 154
5T 三河 順一 中部日本シード 82 73 155
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