2024年度全日本アマチュアゴルファーズ選手権東日本A地区決勝
◆5月18日(土)~19日(日)
◆栃木県/JGM宇都宮ゴルフクラブ
◆6,587Yards/Par71 参加者 173名
左から2位タイの清水蔵之介選手、岩井光太選手、2位タイの小原力選手

岩井光太選手が通算11アンダーで初優勝を果たす
 2024年度全日本アマチュアゴルファーズ選手権東日本A地区決勝は、岩井光太選手(19歳)が通算11アンダーの131ストロークで初優勝を果たした。
 岩井選手が2位に4打差をつける快勝を飾った。初日、5アンダー、67ストロークで小原力選手(20歳)と共にトップタイでスタート。2番パー5で小原選手のバーディに対してボギーを叩き一歩後退するが、その後4番で1つ返した後、7番から3連続バーディを奪って波に乗り、前半を33でホールアウト。快進撃はさらに続き、後半に入ると12、13、15、17番と、短いパットから長いパットまで次々放り込み、8バーディ・1ボギーの64でホールアウト。対する小原選手は2番以降パーが続き、上がりの2ホールで連続バーディを奪うも時すでに遅し。岩井選手が、怒涛のバーディラッシュで見事初優勝を果たした。
「今日はピンポジションも難しく、刻むホールや打ってはいけない所に打たないなど、頭を使ってマネジメントしながらプレーしました。2番で小原選手が抜け出て少し焦りましたが、『まだ16ホールある』と思って諦めませんでした。7番からの3連続バーディでいつもの自分を取り戻すことができました」と岩井選手。
 尚、この日ベストスコアの63をマークした清水蔵之介選手(18歳)が小原選手と並ぶ2位タイに食い込んだ。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 岩井 光太 東日本Aシード 67 64 131
2T 清水蔵之介 東日本Aシード 72 63 135
2T 小原  力 下館 67 68 135
4 中川虎ノ介 イーストウッド 72 65 137
5 熊谷 地陽 新玉村 69 69 138
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2024年度全日本アマチュアゴルファーズ選手権東日本B地区決勝
◆5月11日(土)~12日(日)
◆長野県/鹿島南蓼科ゴルフコース
◆6,638Yards/Par72 参加者 178名
左から2位の戸村空汰選手、太田智之選手、3位の夫勝載選手

太田智之選手がプレーオフを制し、初優勝を果たす
 2024年度全日本アマチュアゴルファーズ選手権東日本B地区決勝は、通算8アンダー、136ストロークで並んだ太田智之選手(22歳)と戸村空汰選手(14歳)によるプレーオフの結果、太田選手が初優勝を果たした。
 初日、弱冠14歳の戸村選手が7バーディ・ノーボギーの65で単独首位。戸村選手は最終日も善戦したがスコアを1つ伸ばすに止まり、4打差の3アンダー、3位タイからスタートした太田選手が67をマークして追いつき、2名によるプレーオフに進んだ。太田選手はこの日後半の12番よりバーディ、イーグル、バーディ、バーディと4連続でスコアを伸ばしたが、17番でティショットをOB。「あのOBで優勝はなくなったと思った」が、戸村選手もスコアが伸びず同スコアで並んだ。
 プレーオフの1ホール目はパーで分け、続く2ホール目の7番では両選手共にボギーで分けたが、3ホール目の1番で戸村選手がティショットを左に曲げてOB。手堅くパーを取った太田選手がプレーオフを制した。
「4打差あったので優勝は考えてもいませんでしたが、やはり13番のイーグルが大きかったですね。プレーオフは初めてで緊張しましたが、1番も7番も自分にとっては距離的に有利なので、慎重にやればチャンスはあると思いました」と、笑顔で勝因を振り返った。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 太田 智之 鹿島南蓼科 69 67 136
2 戸村 空汰 鹿島南蓼科 65 71 136
プレーオフの結果、太田選手が優勝
3 夫  勝載 東日本Bシード 68 69 137
4T 原 蓮太朗 東日本Bシード 71 69 140
4T 小澤  翔 東日本Bシード 69 71 140
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2024年度全日本アマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝
◆5月14日(火)~15日(水)
◆愛知県/ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場
◆6,968Yards/Par72 参加者 174名
左から2位タイの加藤金次郎選手、吉田達功選手、2位タイの栁川藤次郎選手

吉田達功選手が逆転で初優勝を果たす
 2024年度全日本アマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝は、吉田達功選手(46歳)が通算2オーバーの146ストロークで初優勝を果たした。
 抜きつ、抜かれつの大接戦は最終18番ホールまでもつれこんだ。トータルスコアで並んでいたのは同組の吉田選手、長屋琉斗選手(18歳)、松山茉生選手(15歳)。46歳の吉田選手に対し、長屋選手は高校3年生、松山選手は高校1年生。吉田選手の半分以下の年齢。ドライバーの飛距離は250ヤードが精一杯の吉田選手に対し、高校生2人は軽く300ヤードを超えていく。ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場、西コースの18番は、450ヤードを超える打ち上げのパー4。飛ばし屋が圧倒的に有利。「最終ホールで決着をつけよう」。そう笑い合った3人。ティショットで吉田選手は50ヤード以上置いていかれたが、「置いていかれるのは毎ホールのことだから」と焦りは全くなかった。180ヤード残ったセカンドショットを6番アイアンでピン右下3メートルにオン。
「パーでは2人に勝てない。バーディを狙いにいった」と吉田選手は振り返った。冷静にラインを読み切って、ジャストタッチで決めた。
「入ったのはたまたま。パットは苦手なんです」と謙遜したが、40歳代での優勝は15年ぶりの快挙と聞き、最高の笑顔を浮かべた。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 吉田 達功 定光寺 74 72 146
2T 加藤金次郎 名古屋広幡 77 70 147
2T 栁川藤次郎 名古屋港 76 71 147
2T 松山 茉生 森林公園 74 73 147
2T 長屋 琉斗 伊深の森 73 74 147
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2024年度全日本アマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝
◆5月15日(水)~16日(木)
◆兵庫県/六甲国際ゴルフ倶楽部 西コース
◆6,824Yards/Par71 参加者 176名
左から2位の梶谷駿選手、山田龍之介選手、3位タイの中上遼真選手

山田龍之介選手が通算6アンダーで初優勝を果たす
 2024年度全日本アマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝は、山田龍之介選手(15歳)が通算6アンダーの136ストロークで初優勝を果たした。
 初日、山田選手が1イーグル・3バーディの5アンダー31で上がり、いきなりトップに躍り出た。後半も1バーディ・1ボギーのイーブンパー35で上がり、トータル5アンダー66でホールアウト。今村吏桜選手(17歳)も前半34、後半32の66で上がり、両者が首位に立った。この日、トップタイの66から10位タイの70までアンダーで回った選手が11名。そのほとんどが10代のジュニア世代で占められた。
 風も強くなった最終日、首位タイでスタートした山田選手は前半、出だしボギー発進ながら1イーグル・3バーディ・1ボギーの4アンダー32でターン。4番の599ヤード、パー5は初日にチップインイーグル。最終日も得意のドライバーを活かして2オンに成功、5メートルのロングパットを1発で沈めてイーグルを奪い、首位をキープ。後半はバーディこそないものの3ボギーの38でまとめ、トータル70の通算6アンダーでフィニッシュ。2位に4打差をつけて見事初優勝を飾り、昨年2位で優勝を逃した雪辱を果たした。
「昨年のこの大会はトップに2打及ばす2位で終り、悔しい思いをしましたので、今年は雪辱を果たすために頑張りました。特にドライバーが好調で、599ヤードの4番ロングは2日間ともイーグルが取れて波に乗ることが出来ました。初日66の5アンダーで首位タイに立ち、最終日は後半スコアが伸ばせず1アンダーの70でしが、2位に4打差をつけて念願の初優勝ができました」と山田選手。
 尚、トップタイからスタートした今村選手は76と崩れ、5位タイに終わった。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 山田龍之介 西日本シード 66 70 136
2 梶谷  駿 花回廊 68 72 140
3T 中上 遼真 岡山空港 71 70 141
3T 梅田 琉偉 武庫ノ台 69 72 141
5T 河崎 涼太 六甲国際P 69 73 142
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