2024年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権東日本地区決勝
◆5月5日(日)~6日(月)
◆栃木県/ハーモニーヒルズゴルフクラブ
◆5,776Yards/Par72 参加者 43名
左から2位の林愛輝美選手、西山知里選手、3位タイの中澤瑠来選手

西山知里選手が通算4アンダーで初優勝を果たす
 2024年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権東日本地区決勝は、西山知里選手(18歳)が通算4アンダーの140ストロークで初優勝を果たした。
 初日、出だしの1番パー5でセカンドショットを2オンさせ、手前から約2メートルのパットを無難に沈めてイーグル発進を決めた西山選手。その後、4番から7番まで4連続バーディを決め、アウトを31でホールアウト。後半は38と貯金を吐き出したが、3アンダー、69で小俣柚葉選手(18歳)と共にトップタイに並んだ。
 迎えた最終日、西山選手、小俣選手共にインスタートの前半を2バーディ・2ボギーの36でターン。高校時代の同期という2人が仲良く並んだまま後半へと折り返す。4番パー4で小俣選手がバーディを奪って一歩抜け出すが、6番パー4では西山選手が取り返し、両者一歩も引かぬまま終盤へ。しかし、迎えた7番パー5で小俣選手がティショットで痛恨のOBを2発叩き脱落。上がり3ホールをすべてパーで切り抜けた西山選手が逃げ切り、見事初優勝を果たした。
「(小俣選手と)二人でプレーオフする予定だったんですけど(笑)柚葉ちゃんが7番でOBを打ってしまって……コースは狭く、今日はピンポジションも難しかったけど、ドライバーの調子が良かったのでOBを打つこともなく自分のプレーに徹することができました」。西山選手が良きライバルとの戦いを制し、全日本大会へ名乗りを上げた。尚、2位タイには林愛輝美選手(15歳)と中澤瑠来選手(20歳)が入った。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 西山 知里 那須野ヶ原 69 71 140
2T 林 愛輝美 紫あやめ 74 68 142
2T 中澤 瑠来 紫あやめ 70 72 142
4T 佐野 夏奈 ハーモニー 72 72 144
4T 二渡 行夏 前橋ゴルフ場 72 72 144
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2024年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝
◆4月24日(水)~25日(木)
◆岐阜県/伊深の森カントリークラブ
◆6,103Yards/Par72 参加者 53名
左から2位タイの春山愛選手、中山凜花選手、2位タイの水田結依選手

中山凜花選手が3位タイから逆転で初優勝
 2024年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝は、初日3位の中山凜花選手(15歳)が、通算1オーバーの145ストロークで初優勝を果たした。
 この春、愛知県の中部大第一高校に進学したばかりのピッカピカの1年生が、中部日本地区の頂点に輝いた。中山選手の実力は守山北中時代から折り紙付きだった。国内大会で優勝し、世界アマチュアゴルフ選手権にも出場経験を持つ。その実力を発揮しての大会初優勝だった。
 冷たい雨が降り続いた初日は首位と2打差の3位タイで終えた。
「ドライバーがこすって、全部右に曲がってしまって大変でした」と中山選手。修正して臨んだ最終日はつかまり過ぎて、左に曲がってしまった。インスタートで迎えた12番は、ティショットを左にOB、それがたたってダブルボギー。続く13番もボギー。悪い流れをパーで凌いで、16番でこの日最初のバーディ。アウトでもパーを重ねながら3番と9番でバーディを取って、イーブンに戻した。
 持ち味は爆発力。169センチの身長を生かしたドライバーの飛距離は250ヤードに達する。だが、この日のゴルフは攻めるのではなく、守って勝ったという印象。
「どんな時でも強いというゴルファーになりたい」と口にするように、調子がよくない中でも勝つというゴルフも身に着けたようだ。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 1R 2R Total
1 中山 凜花 73 72 145
2T 水田 結依 75 72 147
2T 春山  愛 71 76 147
4 中道 ゆい 75 73 148
5T 田村萌来美 75 74 149
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2024年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝
◆4月23日(火)~24日(水)
◆兵庫県/ダンロップゴルフコース
◆6,063Yards/Par72 参加者 64名
左から2位の長田莉子選手、寺岡沙弥香選手、3位タイの青山ゆずゆ選手

寺岡沙弥香選手が1打差で逃げ切り、初優勝
 2024年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝は、寺岡沙弥香選手(21歳)が通算4アンダーの140ストロークで初優勝を飾った。
 優勝したのは、今年のオーガスタナショナル女子アマに出場した日本人選手8人の一人、寺岡沙弥香選手。決勝ラウンド進出の4人に残り、オーガスタナショナルゴルフクラブでプレー。17位タイに入った実力者だ。
 初日は、前半1イーグル・1バーディ・1ボギーの2アンダー34、後半も13番から3連続バーディを奪うなど33のトータル5アンダー67で上がり、首位に立った。1打差の2位に4アンダー68で上がった徳永歩選手(18歳)。3打差の3位タイに前田羚菜選手(18歳)、青山ゆずゆ選手(15歳)、佐藤涼音選手(14歳)、塩路千尋選手(18歳)の4人が続く。
 迎えた最終日、「風が時々強く吹き、クラブ選択に苦労した」という寺岡選手。前半3オーバーまでスコアを落としたが、後半16番と18番でバーディを奪い、1オーバーの73でホールアウト。初日の貯金を活かし、1打差で逃げ切り初優勝を飾った。首位の寺岡選手を猛追した長田選手は68で上がったが、1打及ばず2位に終った。競技成績は以下の通り。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 寺岡沙弥香 京阪ゴルフ倶楽部 67 73 140
2 長田 莉子 ダンロップ 73 68 141
3T 青山ゆずゆ 奥津 70 72 142
3T 前田 羚菜 大阪パブリックゴルフ場 70 72 142
3T 徳永  歩 ダンロップ 68 74 142
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