2023年度全日本女子シニアアマチュアゴルファーズ選手権東日本地区決勝
◆9月20日(水)~21日(木)
◆栃木県/那須野ヶ原カントリークラブ
◆5,932Yards/Par72 参加者 58名
左から2位の石井良子選手、古澤久絵選手、3位タイの松沢久美子選手

古澤久絵選手が我慢のプレーを貫き初優勝を果たす
 2023年度全日本女子シニアアマチュアゴルファーズ選手権東日本地区決勝は、通算17オーバーの161ストロークで古澤久絵選手(53歳)が初優勝を果たした。
 曇天の下、優勝争いは初日79ストロークでトップの座を分けた古澤選手と石井良子選手(54歳)の2名に絞られた。前半のインコースを共に41でまとめ、後半へターン。5番を終わって通算16オーバーで並んだ両者、6番パー3で古澤選手がボギーを叩いて石井選手がトップに立ったが、続く7番パー4で石井選手が痛恨のトリプルボギーを叩いて脱落。上がり3ホールをすべてパーでまとめた古澤選手が後半も42とし、この日82。通算17オーバーで逃げ切った。
「最終日も70台のスコアで回れればと思っていましたが、ラフも長く、樹を避けながらアプローチで寄せ、耐えに耐えながらプレーしていました。(石井選手と)お互いに打っていたので、優勝は考えていませんでしたね」と古澤選手。「棚ボタのような優勝だったので、あまり実感が湧きません(笑)」と言いながらも、「小杉カントリークラブでは伸び伸びやりたい」と、全日本大会を見据え、笑顔で優勝杯を掲げた。競技成績は以下のとおり。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 古澤 久絵 千葉よみうり 79 82 161
2 石井 良子 千葉よみうり 79 85 164
3T 松沢久美子 千葉よみうり 82 84 166
3T 畑中 朝子 東日本シード 81 85 166
5 栗原 美紀 昭和の森 81 86 167
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2023年度全日本女子シニアアマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝
◆9月13日(水)~14日(木)
◆愛知県/名古屋広幡ゴルフコース
◆5,811Yards/Par72 参加者 56名
左から2位の高橋麻由選手、小林真規子選手、3位の朝比奈加奈子選手

悪コンディションの中、小林真規子選手が集中力を切らさず初優勝を果たす
 2023年度全日本女子シニアアマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝は、通算10オーバーの154ストロークで小林真規子選手(50歳)が初優勝を果たした。
 初日、79をマークした小林選手が最終日も75で回り、2位に5打差をつけて快勝した。
「よく最後まで我慢できたと思います。一打一打に集中することができました」と爽やかな笑顔を浮かべた。会場の名古屋広幡では大会直前になってキーパーが新型コロナに集団感染。そのため整備が行き届かず、ラフやフェアウェイの芝も伸び、多くの選手が悲鳴を上げた。しかし、そんな悪コンディションも「自分のせいではないし、どんな状況でもガッカリしないように集中した」と小林選手。
 3年前、秘かに計画を立てた。「3年後、下の子どもが大学に入ったら、競技に出よう」。コーチに付いてトレーニングと練習に取り組み、今年、計画通り競技へ参加。CGAの中部女子シニアでも3位に入り、JGAの日本女子シニア出場も決めていた。
「名古屋広幡は高校3年の時、父と一緒に親子大会に出場して以来だから32年ぶりです」と笑った。「日本女子シニアに続いて、PGSの全日本大会にも参加できる。なんとか上位に行きたいですね!」。計画を成就させる見事な優勝だった。競技成績は以下のとおり。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 小林真規子 名古屋港 79 75 154
2 高橋 麻由 名古屋広幡 81 78 159
3 朝比奈加奈子 名古屋広幡 80 80 160
4T 鈴木 暢子 名古屋港 82 80 162
4T 花井 正子 森林公園 82 80 162
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2023年度全日本女子シニアアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝
◆9月21日(木)~22日(金)
◆大阪府/大阪パブリックゴルフ場
◆5,101Yards/Par70 参加者 52名
左から2位の大江さつき選手、富田佳子選手、3位タイの山村陽子選手

安定したショットを武器に富田佳子選手が悲願の初優勝を飾る
 2023年度全日本女子シニアアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝は、通算9オーバーの149ストロークで富田佳子選手(64歳)が初優勝を果たした。
 最終日、首位から4打差の77、8位タイからスタートした富田選手が、スタート直後の1~3番で連続バーディを奪って勢いに乗ると、6番もバーディとして、前半を33という驚異的なスコアでターン。後半は伸ばせず貯金を使い果たすものの、パープレーの72でホールアウト。逆転で大会を制した。
 コースの距離が短く、手堅く刻む選手が多い中、ドライバーを振り続けた。「練習ラウンドは1度だけ。戦略を練ることもないまま本番を迎えたので、とにかくドライバーで攻めました」と富田選手。そのドライバーが冴え、最終日にフェアウェイを外したのは僅か1ホールのみ。距離のアドバンテージを得て、次々とパーオンに成功し、スコアを伸ばした。
「これまで全日本で1度、西日本地区決勝で2度、プレーオフで負けているんです。悔しさを晴らすことができて良かった」と安堵の富田選手。ようやく掴んだ栄誉とともに、忘れ物を取りに再度、全日本大会に挑む。競技成績は以下のとおり。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 富田 佳子 高松 77 72 149
2 大江さつき ベアズパウ ジャパン 77 74 151
3T 山村 陽子 ベアズパウ ジャパン 79 73 152
3T 五十嵐真樹 大阪 77 75 152
5T 上村優貴恵 北神戸 76 77 153
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