2023年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権東日本B地区決勝
◆7月27日(木)~28日(金)
◆千葉県/新君津ベルグリーンカントリー倶楽部
◆6,629Yards/Par72 参加者 177名
左から2位の武松将寛選手、赤塚成斗選手、3位の遠藤慎之介選手

赤塚成斗選手がプレーオフを制して初優勝を掴む
 2023年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権東日本B地区決勝は、通算3アンダーの141ストロークで並んだ赤塚成斗選手(27歳)と武松将寛選手(25歳)によるプレーオフの結果、赤塚選手が初優勝を果たした。
 大会最終日、4アンダーでトップからスタートした武松選手を始め、最終組の選手が軒並みスコアを落とす中、4組前でスタートした赤塚選手が前半32の猛チャージ。「この勢いでガンガン縮めたい」と後半へ折り返し、11番では上りの5メートルのパットが勢いよくピンに当たってバーディ。後半35でまとめて67でホールアウト。通算3アンダーで優勝争いへと浮上した。一方の最終組では武松選手が5バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの73と苦しみ、赤塚選手と並び通算3アンダーでホールアウト。勝負の行方は2人によるプレーオフへ突入した。
 1ホール目の18番パー4、先にスプーンで打った赤塚選手の球は左のラフ。対する武松選手は果敢にドライバーで攻め、グリーン手前のバンカー。赤塚選手は2打目をピン左やや奥4メートルに乗せ、武松選手はその内側に乗せたが、先に打った赤松選手がバーディを奪い、武松選手は決められず決着がついた。
「ちょっと手が震えていましたね(笑)プレーオフだし、少し強めに行こうと狙っていきました」と、勝負のパットを振り返る赤塚選手。「今日は11番のバーディで前半の勢いを保つことができました。まさかプレーオフになるとは思っていませんでしたが、運も味方してくれましたね」と笑顔を見せた。成績は以下のとおり。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 赤塚 成斗 新君津 74 67 141
2 武松 将寛 富士グリーンヒル 68 73 141
プレーオフの結果、赤塚選手が優勝
3 遠藤慎之介 静岡よみうり 71 71 142
4 西川 勇太 紫あやめ 73 70 143
5 山下 明史 富士ゴルフコース 70 74 144
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2023年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝
◆7月26日(水)~27日(木)
◆兵庫県/よみうりゴルフウエストコース
◆7,196Yards/Par72 参加者 171名
左から嶋崎辰紀選手、2位タイの芝田康司選手

嶋崎辰紀選手が混戦を制して、大会初優勝を飾る
 2023年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝は、嶋崎辰紀選手(37歳)が、通算1オーバーの145ストロークで初優勝を果たした。
 大会初日は笠嶋直樹選手(51歳)と北川知貴選手(31歳)が72で首位に並び、1打差で5選手が追う混戦模様に。
 気温は36度を超え、厳しい暑さの中で行われた最終日。「この暑さでは上位陣も簡単にスコアを伸ばせない。アンダーパーを出せば勝機はある」と、虎視眈々と逆転を狙ったのは首位から2打差、8位タイからスタートした嶋崎選手。
 2番パー4で2打目を30センチにつけてバーディを奪うと、11番パー5では1.5メートルをねじ込んでバーディ。あわやボギーの場面もあったが「パッティングに助けられた」と振り返るように、正確なパットでピンチを凌いだ。14番はボギーとしたがホールアウトしてみれば思惑通りの1アンダー。やはり上位陣は軒並みスコアを落とし、2位に3打差をつけての逆転優勝となった。
 高校、大学はゴルフ部に所属しプロを目指した時期もあった嶋崎選手。しかし大学卒業後は大阪府警の警察官となり、競技ゴルフから離れることに。部署の変更で時間に余裕ができたことで昨年、12年ぶりに競技に挑戦。それでも今大会の練習ラウンドはできず、練習も「家の中でのアプローチくらい」という。「久しぶりの緊張感あるゴルフは楽しかった。優勝できて本当に嬉しい」と表情を緩めた。成績は以下のとおり。
順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 嶋崎 辰紀 グランドオーク 74 71 145
2T 津村 英明 滋賀甲南 77 71 148
2T 芝田 康司 よみうりウエスト 76 72 148
2T 笠嶋 直樹 ベアズパウジャパン 72 76 148
5T 草岡 竜一 武庫ノ台 74 75 149
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