2023年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権
◆6月27日(火)~28日(水)
◆千葉県/千葉よみうりカントリークラブ
◆5,850Yards/Par72 参加者 36名
左から2位の栗原悦子選手、須藤悠圭選手、3位の西尾瞳選手

須藤悠圭選手が終盤で抜け出し、大会3勝目を飾る
 2023年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権は、通算イーブンパーの144ストロークで須藤悠圭選手(30歳)が優勝、大会3勝目を飾った。
 須藤選手が接戦の終盤で抜け出し、歴代優勝記録を「3」に塗り替えた。ぶっつけ本番で臨んだ初日は2バーディ・ノーボギーの70。「コースがわからなかったので手前から攻めることだけを意識しましたが、出来過ぎでした(笑)」と、同じく2アンダーの栗原悦子選手(52歳)と共にトップタイに並んだ。1オーバーの単独3位に西尾瞳選手(35歳)がつけ、最終日は歴代優勝者の3選手が最終組で対決する展開となった。
 迎えた最終日、栗原選手がバーディ発進を決めた一方、須藤選手はパーを積み重ね我慢のゴルフ。「栗原選手は決めるところは決めてくるし、流れは栗原選手にあったと思う」とライバルのプレーを注視しながらも自らのプレーに徹し、共に38で後半へ折り返す。まるでマッチプレーのような、両者による一進一退の攻防が続く中、5番で栗原選手がお先のパーパットを外してボギー。そして両者が通算1オーバーで並んだまま迎えた8番パー4、須藤選手がピン奥約10メートルからのバーディパットを捻じ込み値千金のバーディ。対する栗原選手は痛恨のボギーを叩き、終盤で決定的な2打差がついた。最終9番、須藤選手のティショットは左サイドのバンカー横ギリギリに止まり、スタンスがバンカーの中という厳しいライから出すだけとなったが、ピンまで約40ヤードの4打目を僅か数十センチに寄せるスーパーアプローチで難なくパーセーブ。2打のリードを保ったまま優勝が決まった。
「今日はバーディを狙わず、どれだけパーを積み重ねていけるかを考えてプレーしました。ずっと競っていたので(勝てて)ホッとしました。お互いに声を掛け合いながら楽しくできたのがよかったんだと思います」と、3選手が笑顔で並び写真におさまった。競技成績は以下のとおり。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 須藤 悠圭 全日本シード 70 74 144
2 栗原 悦子 全日本シード 70 76 146
3 西尾  瞳 全日本シード 73 74 147
4 渡部 良紗 中部日本シード 77 74 151
5 岡部るみ子 伊深の森 75 77 152
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