2023年度全日本アマチュアゴルファーズ選手権
◆6月10日(土)~11日(日)
◆栃木県/イーストウッドカントリークラブ
◆6,867Yards/Par72 参加者 182名
左から2位の栗原悠宇選手、本大志選手、3位タイの谷本伊知郎選手

本大志選手が昨年の雪辱を果たす初優勝を飾る
 2023年度全日本アマチュアゴルファーズ選手権は、通算8アンダーの136ストロークで本大志選手(17歳)が初優勝を果たした。
 本選手が昨年の雪辱を果たし、見事な初優勝を手にした。寄田聖悟選手(18歳)とのプレーオフとなった昨年、2ホール目で僅か1.5メートルのパーパットを外して惨敗したが、その後7月にIMG世界ジュニア選手権に優勝。今年からJGAナショナルチームにも選抜され、今やジュニアゴルフ界一の注目選手に。「目標はもちろん優勝。それを目指してやってきました」ときっぱり宣言。初日は4アンダー、68ストロークで4位タイにつけた。トップは7アンダー、65ストロークで栗原悠宇選手(21歳)、2打差の5アンダーに東到矢選手(16歳)と濱渕裕生選手(18歳)、本選手と同じく4アンダーに大嶋港選手(18歳)がつけた。
 迎えた最終日、予報どおり朝から大粒の雨が降りつける中、最終組の1組前からスタートした本選手。「グリーンが柔らかくなるので攻められる」と、雨は気にならない様子。ティショットで得意のアイアンを駆使してバーディチャンスにつけるが、肝心のパットが本調子でなく前半は2バーディ止まりの34。トップの栗原選手が前半パープレーとして上位争いは混戦模様。そんな中、本選手が13番パー5できっかけを掴む。スプーンでのティショットをミスし、左バンカー手前からレイアップ。残り110ヤードの3打目を左手前2メートルにつけバーディ。さらに15番パー5でも一つ伸ばし通算8アンダーとした。その間、最終組の3組前でスタートした谷本伊知郎選手(49歳)が68でホールアウトしクラブハウスリーダーに躍り出たが、本選手は残り3ホールを無難にパーでまとめ68でホールアウト。栗原選手を1打逆転し、見事初優勝を果たした。
「13番のバーディがきっかけでした。昨日からパッティングの調子が良くなく『また外すだろうな……』と思ったのが入ってくれたので(笑)でも、もっと伸ばしている選手がいると思っていたので(優勝は)考えていませんでした。優勝できてうれしいです!」と本選手。昨年悔しい思いをした分、逞しく成長した本選手が喜びを爆発させた。競技成績は以下のとおり。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 本  大志 全日本シード 68 68 136
2 栗原 悠宇 イーストウッド 65 72 137
3T 谷本伊知郎 高松 70 68 138
3T 濱渕 裕生 コート・ベール 67 71 138
5 大嶋  港 中部日本シード 68 71 139
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