2023年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権
◆5月31日(水)~6月1日(木)
◆兵庫県/ダンロップゴルフコース
◆6,208Yards/Par72 参加者 51名
左から2位の森村美優選手、上田澪空選手、3位タイの秋田光梨選手

上田澪空選手が最大5打差を逆転して2度目の優勝を飾る
 2023年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権は、通算5アンダーの139ストロークで上田澪空選手(17歳)が2年ぶり2度目の優勝を飾った。
 初日、髙岸鈴選手(16歳)が7アンダーという驚異的なスコアで首位に立つと、5アンダーで上田選手が続く。
 最終日も髙岸選手が前半でスコアをひとつ伸ばし8アンダーとする一方、同組の上田選手はひとつ落として4アンダーで折り返す。
 4打差は一筋縄にはいかないが「一昨年優勝し、連覇を目指した昨年は8位で悔しい思いをした」と話す上田選手は下を向かず、目の前の一打に集中してチャンスを待った。10番をボギーとし5打差まで広がるも、11番では4メートルをねじ込みバーディ。12番以降はパーを拾う我慢のゴルフが続く。
 好調の髙岸選手だったが、首位の重圧か突如プレーが乱れ、12番からよもやの5連続ボギー。17番で上田選手に逆転を許す。
 首位に立った上田選手は最終ホールでバーディを奪い、髙岸選手を突き放したものの表情は硬い。「一昨年優勝した時も最終組の2つ前からスタートした。この組以外に好スコアをマークした選手がいるかも」とプレーオフも覚悟の様子。確かに初日7位タイの森村美優選手(17歳)がこの日4アンダーで猛追したものの追いつけず、優勝がわかると安堵の表情に変わった。「パブ選には思い入れが強いので、勝てて嬉しい。6年前に出場した時も同じダンロップゴルフコースが会場。その時は手も足も出ず、打ち砕かれた。少しは成長したかな」と小学生の頃に思いを馳せ、冗談交じりに笑顔を見せた。競技成績は以下のとおり。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 上田 澪空 全日本シード 67 72 139
2 森村 美優 高松 72 68 140
3T 秋田 光梨 京阪 70 71 141
3T 髙岸  鈴 高松 65 76 141
5T 戸髙 玲奈 千葉よみうり 73 71 144
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