2023年度全日本グランドシニアアマチュアゴルファーズ選手権
◆5月31日(水)~6月1日(木)
◆兵庫県/ダンロップゴルフコース
◆6,208Yards/Par72 参加者 139名
左から2位の保都文利選手、増元公男選手

増元公男選手が自慢の飛距離を武器に6打差をつけて初優勝を飾る
 2023年度全日本グランドシニアアマチュアゴルファーズ選手権は、増元公男選手(69歳)が通算4オーバーの148ストロークで初優勝を飾った。
 260ヤードのドライバーショットを誇る増元選手が他の選手を圧倒した。
 初日、インから出た増元選手は18番パー5で第2打をグリーン手前まで運び、カップまで7メートルをパターで狙うとそのままカップイン、イーグルを奪うなどして3アンダーまで伸ばした。
 2位の保都文利選手(73歳)に6打差をつけてスタートした最終日は「風の読みが難しかった」と話すとおり、初日ほどの爆発はなく、8番ではアプローチのミスからダブルボギーとするなど、スコアを2つ落として後半へ折り返す。
 それでも2位の保都選手が前半を43としたことでリードは11打。悲願の全日本タイトルに向け着実に歩みを進める。だが「初日と違いピンの位置も難しく、厳しいゴルフになった」と振り返るように、10、12、14番をボギー、17番ではダブルボギーを叩くなど嫌な流れとなる。それでも保都選手との差は大きく、初日のアドバンテージを保ったままホールアウト、優勝を決めた。
 昨年の全日本ミッドシニアでは一時は首位に1打差に迫るも、終盤にスコアを落として2位タイに。「競り負けたのは気持ちが弱かったから。この試合を教訓に、優勝争いをしても他の選手を気にせず、自分のゴルフに徹しよう」と頭に叩き込み挑んだ今大会。「常に冷静にプレーできたのが今回の勝因。それだけに嬉しさは格別」と増元選手は声を弾ませた。競技成績は以下のとおり。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 増元 公男 北神戸 69 79 148
2 保都 文利 岡山空港 75 79 154
3 木村 雄一 全日本シード 81 74 155
4T 本澤 顕一 東日本シード 78 78 156
4T 水野 進一 全日本シード 77 79 156
フルリーダーボードはこちらへ https://00m.in/Nl6np