2023年度PGS全日本ビジネスゴルファーズ選手権

◆4月11日(火)
◆静岡県/太平洋クラブ御殿場コース
◆Par72 参加者 108名
優勝の山端孝博選手

山端孝博選手が77ストロークで初優勝
 2023年度全日本ビジネスゴルファーズ選手権は、77ストロークで並んだ4選手のうち、マッチング・スコアカード方式により山端孝博選手が初優勝。2位には大村美咲選手、3位には角田卓也選手が入賞した。
「全日本大会に出場できただけでラッキー。少しでも上の順位に入ることができれば」。関東地区決勝からの繰り上がり出場で、元々無欲で臨んだという山端選手。出だしの1番でボギー、4番パー3では池に掴まり、8番パー4では3オン3パットのダブルボギーと精彩を欠き、前半を終わって41。太平洋クラブ御殿場コースはホームコースながら、「上に30台のスコアで回っている方がたくさんいたので、優勝なんてまったく頭になかった」と、目標を完走狙いに定めた。
 後半風が強まり、各選手が軒並みスコアを崩す中、調子を取り戻した山端選手は最終18番パー5でバーディを奪いホールアウト。「同伴競技者の方から『「ベスト10あるのでは?』と聞かされ、まさかそれはないだろうと思った」が、その時点でトップタイ。18番ホールのバーディがマッチング・スコアカード方式によるタイの決定に採用され、見事優勝が決まった。
 テレビ番組制作のプロデューサーを務める山端選手。多忙な合間を縫って競技ゴルフに励む。大学時代は早稲田大学競走部(陸上部)で鍛え、インカレの3000メートル障害で5位に入った経験も。その実績で箱根駅伝の選手にも選ばれたが直前の怪我で断念。「あれから30年経ち、ゴルフの全日本大会で優勝することができました!」と、感無量の面持ちで優勝杯を手にした。
2位入賞の大村美咲選手

2位には大村美咲選手、3位は角田卓也選手が入賞
 2位入賞の大村選手は、「グリーンが硬かったのですべて手前から。バーディもなかなか取れませんでしたね」と、やや苦戦。18番パー5ではティショットがあわやOBのピンチも、グリーン左端から難しいロングパットを2パットで収めてパーセーブ。前半を36で折り返したが、風が強くなった後半はスコアを落として41。最終ホールとなった9番では「攻める気持ちが強すぎた」と、ティショット、セカンド共に引っ掛けて痛恨のダブルボギー。「あらためて、ゴルフは上がり3ホールが勝負ですね」と悔やんだ。運送会社の経理担当として日々の業務に励む傍ら、競技ゴルフを楽しむ大村選手。「この大会は1回目から出ています。男女一緒にプレーできるところが面白いですね!」と、笑顔を見せた。
 また、3位に入賞した角田卓也選手は強風の中、アプローチとパッティングで凌いでいたが、後半の8番パー4で3オン3パットのダブルボギー。「ずっと我慢していたけど、1.5メートルから3パット。だから、まさかトップタイのスコアとは思ってもいなかった」と、ホールアウト後にトップと聞かされ驚きの表情。「タラレバを言っても仕方ないけど、あれがなければね……(笑)」と痛恨のダブルボギーを悔やんだ。競技成績は以下のとおり。
3位入賞の角田卓也選手


順位 氏名 OUT IN Total
企業名
1 山端 孝博 41 36 77
TBSテレビ
2 大村 美咲 41 36 77
大有
3 角田 卓也 40 37 77
自営業
4 田中のどか 38 39 77
ロータスルート
5 外川 栄治 42 36 78
ソシエテ・ジェネラル証券

フルリーダーボードはこちらへ https://bit.ly/3GlG7hS