2022年度全日本女子シニアアマチュアゴルファーズ選手権
◆10月13日(木)~14日(金)
◆徳島県/コート・ベール徳島ゴルフクラブ
◆5,775Yards/Par72 参加者 63名
内山汐里選手が5打差をつけ、念願の全日本大会初優勝を果たす
 2022年度全日本女子シニアアマチュアゴルファーズ選手権は、通算4オーバー、148ストロークで内山汐里選手(52歳)が初優勝を果たした。
 高低差4.1メートルというフラットで広いコースとはいえ、風の影響を受けるシーサイドコースとあって、多くの選手がその難しさに苦しんだ。グリーンの面積も大きく、傾斜も多く難易度も高かった。
 そのようなコンディションの中、初日に4バーディを取り、1オーバーの73で2位に3打差をつけて単独首位に立った内山選手が、最終日も1バーディながら75と安定したプレーを見せ、通算4オーバーの148ストロークで初優勝を飾った。 「初日は良い感じの緊張感で試合に臨めました。一緒にプレーした方々と“みんなでバーディを取り合おうね”と話しながらスタートしました。ラッキーなことに後半3つのバーディがすべてチップインだったので、今、苦手なパターを打つ回数が減り助かりました(笑)」と内山選手。
 単独首位で迎えた最終日は「初日のようなチップインもなく、不調なパターの影響で後半の13、14番ホールでは1メートル半から2メートルのパターを外し連続ボギーにするなど、我慢のゴルフでした。ティショットは初日からブレていたのですが、寄せワンでパーを取っていたものが、初日は寄せバーディなっていただけの話で、最終日は普通の状態に戻りましたね(笑)」と苦笑い。
「このコースでプレーするのは初めてでしたが、風の影響でだいぶ流されることは練習ラウンドで体感していたので“2ピン右なら右”と決めきって打ったことが良かったのだと思います」と、勝因を振り返った。
「昨年は1打差の2位で悔しい思いをしました。今年も最終日は、昨年優勝の栗原悦子(51歳)選手と一緒にプレーしましたが、お互い向上心が高いですし、なによりゴルフが好きです。今年も優勝争いをしているとはいえ、彼女は人となりが良く、お互い楽しくプレーできました。今後の目標は、次のJGA主催『日本女子シニアゴルフ選手権競技』も優勝したいと思っています。ゴルフの結果はパターで決まると思っているので、パターの練習を特に強化していきたいです」と、終始笑顔で話した。競技成績は以下の通り。
左から2位の栗原悦子選手、内山汐里選手、3位の小野久美選手

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 内山 汐里 全日本シード 73 75 148
2 栗原 悦子 全日本シード 78 75 153
3 小野 久美 アリジ 76 81 157
4T 吉川 美香 全日本シード 80 81 161
4T 横川亜希子 JGM宇都宮 80 81 161
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