2022年度全日本ミッドシニアアマチュアゴルファーズ選手権
◆10月13日(木)~14日(金)
◆徳島県/コート・ベール徳島ゴルフクラブ
◆6,312Yards/Par72 参加者 128名
ミッドシニア初出場の藤井広文選手が逆転で初優勝を果たす
 2022年度全日本ミッドシニアアマチュアゴルファーズ選手権は、通算4オーバー・148ストロークで藤井広文選手(65歳)が初優勝を果たした。
 大会初日、時折肌寒い風が吹く中、2オーバーの74で飛び出したのは近藤克久選手(70歳)。アウトスタートの前半、8、9番で連続バーディの34、後半は40とスコアを落としたものの単独首位発進。1打差の3位タイに増元公男選手(69歳)と沖和人選手(73歳)、さらに1打差の5位タイに俵聖徳選手(75歳)と藤井選手がつけた。
 迎えた最終日は風もなく、快晴の絶好のコンディションとなったが、最終組の4選手は前半から苦しい展開。近藤選手は4、9番で痛恨のダブルボギーを叩く41。増元選手39、沖選手41、俵選手も40といずれもスコアを落とす中、1組前を行く藤井選手が1バーディ・1ボギーの36でまとめて前半を終了。
「8番パー5でボギーの後、9番パー4でワンピンについた。ここは練習日からボギーが続いていただけに、これが獲れればリズムよく後半に入れると思っていたのが入ってくれた」と、通算4オーバーで単独首位へ浮上した。
 後半へ折り返し、手堅くパーを積み重ねる藤井選手に対し、増元選手が一時1打差まで迫るが、16番でボギー、18番ではダブルボギーを叩いて脱落。後半をスコアカード通りでまとめた藤井選手が首位の座を守り、そのまま逃げ切った。
「2日間共に目標は2オーバーでしたが、昨日は取りこぼしもあって4オーバー。(優勝は)150ストロークぐらいじゃないかという話を聞いたので、今日は何とか2オーバーで回りたいと思っていました」と藤井選手。
「今日はショットが良くてグリーンに乗る確率も高く、1ホールずつパーを積み重ねながら最後まで来ることができました。曲げないように、一生懸命フェアウェイキープを心掛けたのがよかったですね」と、勝因を振り返る藤井選手。
「ルーキーとして初参加させていただきましたが、先輩方みんな和気あいあいだし、シニアとは違う世界を楽しませていただきました(笑)」と、2015年の全日本シニアアマ選以来、7年ぶりとなる全日本大会の優勝に終始笑顔が絶えなかった。競技成績は以下のとおり。
左から2位タイの齋藤実選手、藤井広文選手、2位タイの井戸繁明選手

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 藤井 広文 アリジ 76 72 148
2T 齋藤  実 千葉よみうり 78 74 152
2T 井戸 繁明 花回廊 77 75 152
2T 増元 公男 西日本シード 75 77 152
5T 寺田  智 紫あやめ 83 71 154
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