2022年度全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権
◆9月10日(土)~11日(日)
◆栃木県/イーストウッドカントリークラブ
◆6,867Yards/Par72 参加者 177名
相馬義孝選手が接戦の中で逃げ切り、初優勝を果たす
 全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権は、通算イーブンパー、144ストロークで相馬義孝選手(45歳)が初優勝を果たした。
 大会初日、1アンダーの71でトップに並んだのは相馬選手と榊原吉規選手(42歳)。本大会7勝目がかかる注目の谷本伊知郎選手(49歳)は1打差の3位タイ。ここイーストウッドカントリークラブで行われた2017年大会も制しており、この日は上がりの8、9番で連続バーディを奪って余裕の表情。絶好の位置にピタリとつけた。
 迎えた最終日、爽やかな秋晴れの青空とは対照的に、最終組は序盤から重い空気に包まれた。谷本選手が1番のティショットを左サイドのOBに打ち込むダブルボギースタート。続く2番では相馬選手、榊原選手がボギー。さらに3番では桑原竜也選手(34歳)がダブルボギーを叩くなど、前半を終わり相馬選手37、榊原選手39、谷本選手38、桑原選手39と、4人共にスコアを落とす苦しい展開。
 そんな中、後半へ入り相馬選手が10番から3連続バーディを奪って一歩抜け出す。追う谷本選手も10番で、桑原選手は10、11番で連続バーディを決めるが、相馬選手との差は桑原選手で4打差、谷本選手と榊原選手は一時最大で5打差まで開いた。
 相馬選手はその後15番でボギー、さらに上がりの17、18番で連続ボギーとしたが、谷本選手が最終18番でバーディを奪っても1打届かず。大きな貯金を生かしてそのまま逃げ切り、見事初優勝を掴み取った。
「信じられない気持ちです」と、開口一番に心境を語る相馬選手。「初日は調子も良かったんですが、さすがに今日は緊張しました。6番パー5でグリーン奥から5打目のアプローチがピンに当たってボギーで上がることができたのがラッキーでしたね。後半も15番パー4の2打目を引っかけてボギーにしてしまい、17、18番もボギーとしてしまったんですが、貯金を切り崩しながら何とか1オーバーで収めることができました。楽ではなかったですね」と、ホッと胸を撫でおろす相馬選手。
「谷本さんを始め全日本レベルの凄い方たちと一緒の中で優勝できたのは、自分でもよくできたなと思います」。謙虚な言葉で締め括りながらも、この優勝は大きな自信に繋がったはず。仲間に祝福されながら笑顔で優勝杯を掲げた。競技成績は以下のとおり。
左から2位タイの桑原竜也選手、相馬義孝選手、2位タイの谷本伊知郎選手

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 相馬 義孝 那須野ヶ原 71 73 144
2T 桑原 竜也 名古屋港 72 73 145
2T 谷本伊知郎 全日本シード 72 73 145
4T 辻田 晴也 初穂 75 71 146
4T 吉田壮一郎 昭和の森 73 73 146
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