2022年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権
◆6月27日(月)~28日(火)
◆岐阜県/伊深の森カントリークラブ
◆5,937Yards/Par72 参加者 36名
吉岡ひかる選手が長打を生かし、初優勝を飾る
 2022年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権は、通算6オーバー、150ストロークで、吉岡ひかる選手(27歳)が初優勝を果たした。
 大会初日、トップに立ったのは吉岡選手。聴力に障害を持ちながら、260ヤードを超える得意のドライバーショットを武器に伊深の森を攻略。ノーバーディながら75で回り、3オーバーの単独首位。2打差の2位タイに東日本地区覇者の田中のどか選手(24歳)と、ディフェンディングチャンピオンの須藤悠圭選手(29歳)。さらに2打差で三宅めぐみ選手(40歳)が続く。
 迎えた最終日、前半の14番で吉岡選手がボギーを叩くと、17番で田中選手がチップインバーディを決めて吉岡選手を捕らえたが、吉岡選手は18番パー5でしっかりバーディを獲り、再び1打抜け出す。前半を終わり、吉岡選手36、須藤選手36。そして35で回った田中選手が1打差の単独2位で後半へターンした。
 暑さがより厳しさを増した後半、ここまで堅実なゴルフでパープレーを続けていた須藤選手が4番で手痛いボギー。すると田中選手も1番のボギーに続いて痛恨の3パット。
 さらに8番パー3では、吉岡選手がダブルボギーを叩いたが、追う2人もボギーとしてプレッシャーをかけられず、上位3人共に75でホールアウト。2打差は変わらず吉岡選手の初優勝が決まった。
 初の全日本タイトル獲得に、たどたどしい声で「うれしいです」と喜びを語る吉岡選手。優勝によって資格を得たJGAの日本女子ミッドアマに向け、「もっとショートゲームを磨かないと……」と、次なる目標を見据える。障害に負けない27歳の顔に、爽やかな笑みが溢れた。競技成績は以下の通り。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 吉岡ひかる ダンロップ 75 75 150
2T 田中のどか 昭和の森 77 75 152
2T 須藤 悠圭 全日本シード 77 75 152
4 栗原 悦子 全日本シード 82 75 157
5 太田 貴美 伊深の森 84 77 161
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