2022年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権
◆6月1日(水)~2日(木)
◆静岡県/静岡よみうりカントリークラブ
◆6,288Yards/Par72 参加者 51名
横山珠々奈選手が一進一退の攻防を制し、初優勝を飾る
 2022年度全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権は、通算10アンダーの134ストロークで、横山珠々奈選手(18歳)が初優勝を果たした。
 横山選手がようやく全日本タイトルを手にした。2019年、2021年と2位タイ。優勝への並々ならぬ思いがスコアに表れた。インスタートの初日、出だしでバーディを獲りながら13番パー5で2オンを狙った2打目がOBとなりボギー。「もったいなかったが、ボギーで抑えられたのはよかった」と前向きに捉え、その後バーディを量産。7バーディ・1ボギーの6アンダー、66で単独首位に躍り出た。1打差の2位タイに池ヶ谷瑠菜選手(18歳)、神谷そら選手(19歳)、新地真美夏選手(14歳)が続いた。
 迎えた最終日、勝負は序盤から大きく動き出す。新地選手が1、2番でバーディ、イーグルを決めて一気に逆転。その後バーディとボギーを繰り返しながら前半33をマーク。一方、横山選手はそんな新地選手を目の当たりにしながら冷静に2番と7番でバーディを奪い34。両者が通算8アンダーで並び後半に折り返した。
 インに入り横山選手が12番、新地選手が13番でそれぞれバーディを決める一進一退の攻防が続いた後、15番パー5で新地選手がバーディで10アンダー、すると17番では横山選手が残り110ヤードをピッチングウェッジで1.5メートルにつけてバーディ。土壇場で並んだ両者だったが、最終18番で新地選手がグリーン奥に外しボギー。手前から寄せた横山選手がパーパットを決めて決着、見事初優勝を果たした。
「新地さんがバーディ、イーグルで一気に来た! と思いました。16番でスコアを確認したら、1打負けていたのでヤバいかもって思ったんですが、17番は初日もOKバーディを獲った相性のいいホール。あのバーディが大きかったですね」と横山選手。「欲を言えばまだチャンスはありましたが、満足しています」と、3度目の正直で掴んだタイトルを噛みしめ笑顔を見せた。競技成績は以下の通り。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 横山珠々奈 全日本シード 66 68 134
2 新地真美夏 千葉よみうり 67 68 135
3T 飯島 早織 昭和の森 69 67 136
3T 清本 美波 名古屋広幡 68 68 136
5T 小宮 千鶴 名古屋広幡 70 67 137
フルリーダーボードはこちらへ https://bit.ly/3xf74yq