2022年度全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権東日本地区決勝
◆5月18日(水)~19日(木)
◆栃木県/ハーモニーヒルズゴルフクラブ
◆6,184Yards/Par72 参加者 150名
塩田一史選手が勝負所を落とさず、見事大会連覇を達成
 2022年度全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権東日本地区決勝は、単独トップからスタートした塩田一史選手(55歳)が通算5アンダーの139ストロークで逃げ切り、大会2連覇を果たした。
 初日6アンダーで飛び出したのは塩田選手。「ショットもパッティングもキレがよかった」というとおり、インスタートの出だしから“おはようバーディ”で弾みをつけ、7バーディ・1ボギーの66。1打差の67には、アウトで2イーグルを含む30をマークした下野修照選手(56歳)がピタリとつけ、奇しくも昨年の同大会ワンツーの両者が最終組で激突。連覇を狙う塩田選手と昨年の雪辱を期す下野選手、両者の気迫がスコアに表れた。
 迎えた最終日、塩田選手は前半で1つ落とし、逆に下野選手は1つ減らして逆転。その差は一時2打差まで開いたが、迎えた14番パー5、塩田選手が2オンを狙って奥に外した下りの速いアプローチを直接放り込みイーグル奪取。対する下野選手は奥から3パットのボギーで再び形勢逆転。その後パーを重ねた塩田選手が、さらにスコアを落とした下野選手に3打差をつけ優勝が決まった。
「今日はピンの位置も厳しく、流れが行ったり来たりでひとつ間違うと危なかったですが、勝負は後半と読んでいたので14番は攻めました。あそこがターニングポイントでしたね」と塩田選手。攻め所と守り所を熟知した冷静なマネジメントで見事連覇を達成。
「今日はゴルフの神様に愛されてしまいました(笑)ありがとうございました!」と、満面の笑みで優勝杯を掲げた。競技成績は以下の通り。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 塩田 一史 東日本シード 66 73 139
2 下野 修照 東日本シード 67 75 142
3 藁谷 和一 千葉よみうり 75 73 148
4 神  羊二 東日本シード 73 76 149
5T 小林 正志 川越 75 75 150

2022年度全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝
◆5月9日(月)~10日(火)
◆愛知県/ウッドフレンズ名古屋港ゴルフ俱楽部
◆6,409Yards/Par72 参加者 149名
横山浩康選手が2位に9打差をつけ初優勝を果たす
 全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝は、単独トップからスタートした横山浩康選手(56歳)が通算4アンダーの140ストロークで2位に9打差をつける独走で、初優勝を果たした。
 初日は5月だというのに気温15度前後の寒さ。さらに午後からは雨風という最悪のコンディション。そんな中、横山選手が73ストロークで単独首位に立ち、1打差で佐藤剛一選手(56歳)がつけた。実はこの2人、中学校の同級生同士。最終日はさらに1打差の3位タイにつけた磯部伊知郎選手(54歳)と澤田勉選手(55歳)を加えた4人が最終組となった。
 最終日は一転して好天となったが、試合は実力者・横山選手の独壇場となった。前半のアウトはパー3の2番、パー5の6番、パー4の8番とバーディを奪い33でターン。後半は2つのパー5でバーディを決めて34。トータル67をマークして通算4アンダーで初優勝を決めた。実に2位に9打差をつける貫禄の勝利だった。
 JGA主催の日本シニア選手権のシードを持つため、今年は中部シニアには出場せず、久しぶりに本大会に参加。「みんなゴルフ仲間だし、1人でも多く日本シニアに行かせてあげたいからね」
 目標は未経験の日本タイトル。地元の岐阜県、伊深の森カントリークラブで行われる全日本大会のタイトル奪取が当面の目標だ。競技成績は以下の通り。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 横山 浩康 名古屋港 73 67 140
2 児島 達之 名古屋港 77 72 149
3 西田 隆志 中部日本シード 78 72 150
4T 田島 浩史 名古屋広幡 75 76 151
4T 佐藤 剛一 名古屋港 74 77 151

2022年度全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝
◆5月18日(水)~19日(木)
◆滋賀県/ベアズパウジャパンカントリークラブ
◆6,526Yards/Par72 参加者 162名
岡本康伸選手が接戦を制し、シニア初出場で初優勝
 2022年度全日本シニアアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝は、単独トップからスタートした岡本康伸選手(55歳)が通算5オーバーの149ストロークで逃げ切り、初優勝を果たした。
 今年からシニアデビューを果たした岡本選手が、初日唯一人アンダーパーの1アンダー、71をマークして単独トップからスタート。最終ラウンドは、前半40とスコアを崩し、同組で2打差の3位タイからスタートした城本成男選手(61歳)に逆転を許した。一時は14番で3打差まで開いたが、城本選手が16、17番で連続ダブルボギーを叩いて岡本選手が再び逆転。後半を38としてトータル78でまとめ、通算5オーバーの149ストロークでホールアウト。城本選手に1打差で逃げ切り、見事初優勝を飾った。
「決勝が予選出場コースでもあり、あまり緊張感なく気軽にプレーできたのが良かったです」と岡本選手。学生時代は大阪学院大学のゴルフ部で活躍。学生ゴルファー出身者らしく、得意のドライバーで平均260ヤードを飛ばす。今回、予選36位タイ、補欠16番目からの繰り上がりで地区決勝に出場したが「チャンスをものにすることができました」と笑顔を見せた。尚、1打差の2位に城本選手、更に1打差の3位に江村博次選手(65歳)が入った。競技成績は以下の通り。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 岡本 康伸 ベアズパウジャパン 71 78 149
2 城本 成男 ベアズパウジャパン 73 77 150
3 江村 博次 西日本シード 76 75 151
4 越間 睦夫 グランドオーク 80 73 153
5T 渡部 和彦 高松 79 75 154