2022年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権東日本地区決勝
◆5月18日(水)~19日(木)
◆栃木県/ハーモニーヒルズゴルフクラブ
◆5,692Yards/Par72 参加者 31名
初出場の田中のどか選手が逆転で初優勝を飾る
 2022年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権東日本地区決勝は、単独2位からスタートした田中のどか選手(24歳)が通算6オーバーの150ストロークで逆転、初優勝を果たした。
 大会初日、香野智美選手(47歳)がインスタートの前半で4連続バーディを奪うなど、1オーバーの73で単独首位発進。2打差の75に田中選手、さらに1打差で田嶋優子選手(51歳)がつけた。
 迎えた最終日、勝負はいきなり動いた。出だしの1番パー5で田中選手がグリーン奥から鮮やかなチップインバーディを決めると、田嶋選手も2番でバーディを奪ってこれに続く。一方、香野選手は6、7番でダブルボギーとトリプルボギーを叩くなど、スコアを大きく落として後退。前半を終わり田中選手が通算3オーバーで単独首位に浮上、田嶋選手が2打差の5オーバーで続き後半へ折り返す。
 田中選手は10番のティショットを右に大きく曲げてボギーとした後、続く11番で直ぐにバーディを取り返すなど冷静なプレーを展開。15番ホールを終了した時点で田嶋選手に4打差をつける独走態勢を築いたが、16番でセカンドを右のバンカーに入れてダブルボギー。2打差で迎えた18番ではグリーン奥から寄せきれずにボギーとしたものの、1打差を守り切り見事初優勝を果たした。
「コースが難しく、1ホール1ホールをプレーするのに必死で、ラウンドが終わってから2位と1打差だったと知りました。優勝できて名前が刻まれるのがうれしいです」と田中選手。日本大学ゴルフ部出身の社会人3年生。初優勝を決めた喜びと共に「全日本大会で強い選手と戦えるのが楽しみ。優勝を目指して頑張ります!」と、笑顔で語った。競技成績は以下の通り。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 田中のどか 昭和の森 75 75 150
2 田嶋 優子 東日本シード 76 75 151
3 鈴木 理沙 川越 78 76 154
4T 黒木  望 東日本シード 78 79 157
4T 香野 智美 千葉よみうり 73 84 157

2022年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝
◆5月9日(月)~10日(火)
◆愛知県/ウッドフレンズ名古屋港ゴルフ俱楽部
◆6,014Yards/Par72 参加者 31名
鷹野美紀選手が終盤の接戦を制して初優勝を飾る
 2022年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権中部日本地区決勝は、3位タイからスタートした鷹野美紀選手(46歳)が通算15オーバーの159ストロークで、逆転初優勝を果たした。
 初日、78で首位に飛び出したのが長野県から参戦の青木ももこ選手(39歳)。2打差の2位が山内司織選手(39歳)。さらに、2打差の3位タイに鷹野選手と太田貴美選手(47歳)がつけた。
 最終日は前半のインを終わり首位の青木選手が42と崩れ、1打差で山内選手、鷹野選手、そして1組前の岩崎未果選手(50歳)の3人が追う展開に。後半のアウトに入って尚も一進一退の攻防が続く中、鷹野選手が1打リードで終盤に突入。迎えた7番パー3、1組前の岩崎選手がチップインバーディで並んだが、最終組の鷹野選手もアプローチをカップイン。鷹野選手が逃げ切り、見事初優勝を果たした。
「3番でダブルボギーを打ったとき、18ホールを3ホールずつに分け、後は自分のスイングだけを考えてプレーした」と鷹野選手。昨年より西日本から中部日本に替えて出場しているが「強い選手がいる中部地区で初めての優勝ができるなんて!」と感激していた。競技成績は以下の通り。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 鷹野 美紀 アリジ 82 77 159
2 岩崎 未果 森林公園 83 77 160
3 青木ももこ 中部日本シード 78 83 161
4 山内 司織 伊深の森 80 84 164
5 永山 恵子 中部日本シード 85 80 165

2022年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝
◆5月18日(水)~19日(木)
◆滋賀県/ベアズパウジャパンカントリークラブ
◆6,132Yards/Par72 参加者 28名
吉岡ひかる選手が初日の貯金を生かし12打差で初優勝
 2022年度全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権西日本地区決勝は、8打差の単独トップからスタートした吉岡ひかる選手(26歳)が、通算5オーバーの149ストロークで2位に12打差をつける大差で初優勝を果たした。
 初日、パープレーの72で2位に8打差のダントツで首位に立った吉岡選手は、最終日の前半で42を叩いて首位陥落かと思われたが「後半は無理をせず、確実にパーを拾っていけば、そのうちバーディが獲れるチャンスも来るだろう」と、インコースは17番までスコアカードどおりのパーを重ねていたところ、最終18番のパー5で2オンは出来なかったものの、グリーン手前右サイドから得意のアプローチでピンの左横1.5メートルにつけ、これを確実に沈めてこの日初めてのバーディを奪取で通算5オーバーとしてホールアウト。初日の貯金も効いて2位に12打差という大差で逃げ切った。
「ここは初めてのコースでぶっつけ本番、とにかく無理をしなかったですね。これがリラックスした気持ちに繋がり、プレッシャーもなく気楽に回れたのが勝因だったと思います」と笑顔で答えた。尚、2位は昨年優勝者の下井幹子選手(47歳)。最終日前半を1オーバーでまとめ吉岡選手を追ったが、連覇達成は成らなかった。競技成績は以下の通り。

順位 氏名 出場コース 1R 2R Total
1 吉岡ひかる ダンロップ 72 77 149
2 下井 幹子 西日本シード 82 79 161
3T 服部香保里 ベアズパウジャパン 81 83 164
3T 三宅めぐみ 岡山空港 80 84 164
5T 天野  恵 西日本シード 85 82 167