PGSメールマガジン
★コラム 2019年版ゴルフ規則について
(2019年1月18日号)

公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会
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今号では、コラム「2019年版ゴルフ規則について」をお届けいたします。
どうぞ、お楽しみください。

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◆コラム 2019年版ゴルフ規則について

◆2019年度PGS主催競技お申込み方法のご案内
  1.選手権競技
  2.アンダーハンディ競技
  3.ダブルスゴルフ選手権
  4.ドリーム・エイジゴルフ大会
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2019年版ゴルフ規則について
 皆さんご承知のとおり、今年の1月1日より新しいゴルフ規則が施行されました。既に実際のラウンドで新規則に基づいてプレーをされた方もいらっしゃるでしょうし、まだこれからという方もたくさんいらっしゃることと思います。
 新しい規則書によれば、今回のルール改訂による新しい規則は世界中のゴルファーからのフィードバックが反映され、すべてのゴルファーにとって分かりやすくシンプルで、これからゴルフを始めるプレーヤーにとっても理解ができるよう、昨年までの規則から大きく変更されました。そんな歴史的な大改訂となった2019年規則はどのような規則なのか。昨年、当協会主催の規則説明会にて講師を務められた日本ゴルフ協会・規則統括部長の市村 元 氏より説明のあった内容を一部要約し、ご紹介したいと思います。
参考:「2019年新ゴルフ規則説明会」
(日本パブリックゴルフ協会主催/2018年12月17日開催)

スロープレー解決のために規則でできること
 今回の改訂の背景には「プレー時間の短縮」という狙いが垣間見えますが、新しい規則の変更主旨はあくまでも“近代化”であって、スロープレーのために規則全体を変えているわけではないということです。ただ、このタイミングでスロープレーという大きな問題を解決させるために、規則でできることがあるのではないかということで、いくつかの変更が行われました。
 例えば球探しの時間が5分から3分に短縮されたり、ストロークに使う時間として「40秒以内にプレーするべき」と、規則書の中で初めて具体的な数字が明記されました。ただ、これについてはあくまでも概念としてとらえていただきたく、1ショット毎に自分で40秒を計ることはできませんし、大きな試合で選手の時間を計測すると大体20~30秒程度が一般的で “40秒かけてしまうとスロープレーヤーの仲間入りをしてしまいますよ”という程度に考えていただきたいということです。
 プレーの際、自分の順番がきて打ち終わるまでに何秒かかるのか、実際に計ってみると、40秒という時間の長さがわかると思います。一度試してみてはいかがでしょうか。

ドロップの意味と変更に至った経緯
 ドロップの方法が変わったのは時間の短縮に貢献するためですが、ドロップというのは “偶然性を再現するために” 行うことなのです。偶然性とはどのようなことでしょうか? たとえば球がカート道路の上で止まったとき、プレーヤーは罰なしに救済を受けることができますが、もし球がカート道路上に止まらなかったとしたら、最後のストロークの結果その球はどういうライに止まっていたでしょうか……?
 いいライかもしれないし、悪いライかもしれない。そのラッキー、アンラッキーを受け入れるのがゴルフですから、その救済処置を受けたときにプレーヤーに球のライを選ばせるのではなく“どこに球が止まるか”という偶然性を、高い場所から球を落とすことで再現する意味があるのです。
 そして、海外のプロツアーでも早速話題となっていますが、今回変更された球を落とす高さについては、様々な意見が交わされた末に膝の高さからに決まりました。
 長い間、肩の高さから球を落としていましたが、球が結構転がってしまったり、再ドロップ、プレースという処置が続くことによって時間を要することから、低い位置からドロップさせた方が規則で求められている場所に球が止まりやすく、再ドロップする可能性も少なくなり、結果プレーが早くなるのではないかということで今回の変更に至りました。

キーワードは「偶然」。必要のない罰を無くすこと
 新しい規則変更の中で、必要のない罰をなるべく無くそうというのが大きな方針の一つとして初めにありました。それが顕著に表れているのは “偶然に起こったこと” についての罰はほとんど無くしています。
 たとえば球を探しているとき、球を探しているわけですから当然に自分の球はわかりません。それを偶然に蹴とばしてしまったり、踏んでしまって動かしても罰なしにリプレースです。あるいは規則に基づいて処置をしようとしているとき、たとえば球をマークして拾い上げようとするとき、ニヤレストポイントを決めようとしているときなど、そのようなときに偶然に動かしても罰はないということです。
 そして、打った球が偶然に何かに当たっても新しい規則では罰がありません。特にゴルフ場でも問題になっていた、打った球が共用のカートに当たったときの裁定はとても難しいものがありました。そのカートを誰が運転していたとか、球が当たったときに動いていたのか止まっていたのかによって裁定が変わっていたからです。新しい規則では誰が運転しようが、動いているときだろうが関係なく、とにかく偶然に当たった場合には罰なしに球が止まったところからプレーするということになりました。
 キーワードは「偶然」です。偶然に当たったのであれば罰はなしということになります。

スタンスをとる際には注意が必要
 ほとんどの規則が緩和されている中、主なところで2つの新しい禁止規定があります。1つはスタンスをとるときにプレーの線に合わせてたとえばクラブを地面に置くなど、スタンスをとる援助となる物を置いてからスタンスをとった時点で罰を受けます。これは一見、スロープレーを防止する効果はあるのですが、新しい規則が言いたいのは、スタンスをとるときに、物の力を借りるのではなく自分自身でやらなければいけない技術であるという部分を強調したいのです。昨年まではクラブを置いてスタンスをとってもストロークする前にそのクラブを取り除けば罰はありませんでしたが、今年からは援助となる物を置いて、それに合わせてスタンスをとった時点で罰が発生します。
 また、打つ前にキャディを後方に立たせ、打つ直前にキャディがその場所から離れるという光景がプロの試合ではよく見られますが、昨年までのルールではストロークをする前に離れれば罰はありませんでしたが、新しい規則ではスタンスを取り始めたあとにキャディをプレーの線の後方やその近くに立たせた時点で罰がつきます。これもスロープレー防止というよりは、キャディであっても人の力を借りて立つのはプレーヤー本来の技術ではなく、自分一人でスタンスをとってくださいということです。

計測が許されるのは2点間の距離のみ
 そのような援助が禁止になった一方で、距離計測器の使用は今年からはゼネラルルールで認められることになりました。一方で、委員会が距離計測器の使用を禁止したい場合はローカルルールを制定しなければいけません。
 世界のほとんどのプロツアーではローカルルールで距離計測器の使用を禁止しており、日本ゴルフ協会においても日本オープン、日本女子オープン、日本シニアオープンについては使用禁止のローカルルールを制定しますが、アマチュア競技では規則どおり距離計測器を使えることになります。
 また、今は高低差や風向きなどを計測できるいろいろな機能がついていますが、計測が許されるのは2点間の距離だけです。元々、距離計測器が認められた背景にはヤーデージブックがありました。ヤーデージブックには「あの木から何ヤード、スプリンクラーから何ヤード」と、いろいろな細かい数字が書いてあります。それと歩測を組み合わせれば2点間の距離はすぐに出すことができるので、2点間の平面での距離については計測器を使っても同じことから認められた経緯がありました。
 距離計測器にどのような機能がついていても構いません。様々なアプリも開発されていて、スマートフォンなどを使うプレーヤーもいるでしょう。いろいろな形のものがありますので、どのような機能がついていても違反にはなりませんが、2点間の距離の計測以外の機能を使ったときには罰がつきますので、注意が必要です。

 以上、コース上でプレーヤーがよく使う主な規則について取り上げました。変更は多岐にわたっていますが、変更された経緯や意味がわかると理解がしやすくなりますね。よりシンプルになり、親しみやすくなった新しい規則ですが、実際にプレーすることであらためて気がつく部分もこれからたくさん出てくることでしょう。ラウンドの際には必ずルールブックを持って、問題が起きたときにはまず開いてみることが大事です。そうやって触れることが、ルールを覚える一番の近道といえるでしょう。


2019年度PGS主催競技
お申込み方法のご案内

1.選手権競技のお申込み

 ★★★2月1日より女子アマ、グランドシニアのエントリー開始!★★★

全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権、全日本グランドシニアアマチュアゴルファーズ選手権のエントリーを2月1日より開始します。

■インターネットで申込む
 PGSホームページhttp://www.pgs.or.jp/にアクセスして頂き、特設バナー
(■楽天GORA ■ゴルフライフ ■ゴルフダイジェスト ■アルバ)
 のいずれか一つを選んでエントリーをしてください。

※特設バナーは現在作成中です。詳細は次号、ご案内させていただきます。
 インターネットエントリーの場合、参加申込書の送付は不要です。
 各サイトご登録のご住所に誤りがないか、必ず確認をお願い致します。

 ネットエントリーにはユーザー登録が必要な場合がございます。
 お申込みの際は、各社サイトでエントリー方法をご確認ください。
 エントリー完了後、ご登録のメールアドレスにエントリー完了の通知が届き
 ます。完了通知が届かない場合はエントリーが完了していない場合がござい
 ますので、必ずご確認ください。

■郵便で申込む(第1希望コースに送付)
 ◆参加料を現金で支払う場合
 「第1希望コース」に、参加申込書と参加料(現金)を現金書留でお送り
 ください。
 *参加申込書の送付が必須です。

 ◆参加料をゆうちょで振込む場合
  郵便局にて参加料を振込み、受領証を受け取ります。
  ゆうちょ振込票には、必ず第1希望コース名、お名前、ご住所、
  電話番号をご記入ください。

 「第1希望コース」に、参加申込書と、ゆうちょの受領証(コピー可)を
  封書でお送りください。
  *参加申込書の送付が必須です。
  *参加申込書は1月下旬より、
  PGSホームページhttp://www.pgs.or.jp/
  からダウンロードできます。

【予選参加料】
 東日本・中部日本6,000円、西日本5000円(共に税別)
 注1)1エントリーのみ有効。重複エントリーは失格となります。
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 ◆◇◆各選手権競技の申込期間のご案内◆◇◆
 各選手権競技の申込開始にあわせて、
 PGSホームページhttp://www.pgs.or.jp/
 申込サイトの特設バナーを掲載します
 ※掲載は申込期間のみですので、ご注意ください。

■女子アマチュアゴルファーズ選手権:2月1~28日
 *女子アマチュアゴルファーズ選手権は2019年度より
  申込期間が2月に変更となります。
■グランドシニアアマチュアゴルファーズ選手権:2月1~28日
■アマチュアゴルファーズ選手権    :3月1~31日
■シニアアマチュアゴルファーズ選手権 :3月1~31日
 *シニアアマチュアゴルファーズ選手権は2019年度より
  申込期間が3月に変更となります。
■女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権 :3月1~31日
■ミッドアマチュアゴルファーズ選手権 :5月1~31日
■女子シニアアマチュアゴルファーズ選手権 :7月1~31日
■ミッドシニアアマチュアゴルファーズ選手権 :7月1~31日

2.アンダーハンディ競技のお申込み

■開催コースに直接申込む
【予選参加料】
<東日本>  ■PGS会員:1,500円(税別)
       ■PGS会員外:2,500円(税別)
<中部日本> ■PGS会員:1,500円(税別)
       ■PGS会員外:2,000円(税別)
<西日本>  ■PGS会員:1,500円(税別)
       ※西日本地区はPGS会員のみ

3.ダブルスゴルフ選手権のお申込み

■インターネットで申込む
 大会ホームページ(現在作成中)より、エントリーしてください。

■FAXで申込む
 参加申込書の必要事項にご記入の上、
 大会運営事務局までFAX(03-6382-9605)してください。
 参加申込書はエントリーサイト内の「詳細・エントリー」より
 ダウンロードが可能です。

■お問い合わせ先
 大会事務局まで連絡してください。
 TEL(03-6300-6025) FAX(03-6382-9605)

■予選参加料
 12,000円(税別)/ペア
 上記、詳細については次号にご案内させて頂きます

4.ドリーム・エイジゴルフ大会のお申込み

■開催コースに直接申込む
【予選参加料】1,500円(税別)
 皆様のご参加を心よりお待ちしております。


■PGS公式Facebook■
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主催競技に関する詳細やお知らせはPGS公式ホームページ
http://www.pgs.or.jp/をご確認ください。
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TEL 03-3563-2388/FAX 03-3563-2390
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